サスペンション設定中
気温が下がったとは言え、日中は未だに30℃越えの気温が続きます。
前回の試走で判明した点を改善するために前後のサスセッティングを変更してから試走を開始します。
・スイングアームの対地角が増加:挙動変化が大きく感じる安定するまでタイムラグ有
・リアサスペンションの挙動(トラクション感)が良くなる
・中間の旋回力の向上(旋回初期はラグ増、立上り加速時の挙動増加)
bb1のリアサスペンションはリンク機構を持たないただのカンチレバーにコイルサスペンションを取付けています。
前回はサスの車高を上げてスイングアームの対地角を増やしたため、減衰を変更していないリアが動く(スイングアームの対地角が変化する)ので安定感は下がり、フロント若干曖昧さが残りました。
今回はフォークは突出しはそのままでプリロード増、リアは車高はそのままで伸+1/圧+3クリック締めて挙動の幅を狭めます。
広域林道中w
減衰を上げてサスの動きを抑制したため初期の浅いバンク角からフロントの舵角が入り一次旋回で良く曲がる様になりました。
ストロークを増したPS11リアブレーキのお陰か旋回中のリアの制動力とペダルコントロールがやり易くなりましたが、ブレーキ中のチェーンスライダーの打音はやはり大きくなりました。
減衰が掛かってもリアは荷重が掛かればストロークして動く(スイングアームの対地角が変化する)ので旋回中の安定感は下がります。フロントも小刻みに舵角が変わる感じ。
リヤの車高を下げてスイングアームの可動範囲を狭めれば安定はしますが、路面状況の判らない公道ではタンクの底を擦る様なギャップの存在は無視出来ません。
また先の見えない広域林道などでは初期旋回が高い方がライン変更とかやり易いので栗とか砂が落ちてる舗装林道は楽出来ました。路面も乾いてますしね。
反面、サーキットなどの旋回後半でも深くリーンさせて旋回するとかトラクションの変動の少ない高回転維持の高速旋回とかにはあまり向いていません。
まあ見通しの悪い狭い林道で速度は出せないし、そんな無茶な事出来ませんがw
バッテリー周辺温度の変化
今回は気温が30℃前後に下がったせいか走行中はバッテリー周辺温度は40℃~50℃に収まっていました。
市街地に入って信号灯で停止が増えてくると50℃を越えて帰宅後には画像の温度程度までは上がりましたが前回試走時の60℃以上まで上がる事はありませんでした。
これならシートカウルに穴を開けて導風口を設ける必要も無さそうです。
後は今まで行った改善箇所に問題が無いか、タイヤ表面の異物確認などをチェックして問題が無い事は確認しました。
フロントスプロケットのスナップリングとチェーンスライダーとホイールのハブダンパーはスプロケットを44T→42Tに変更する時に同時に点検します。