bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 台風前に

準備中

キースターのリペアキット到着。F650用のMJ(#140)以外は全て次回のメンテナンスに使えそうです。MJ#162.5で傾向が掴めたらMJを新たに購入する予定です。

まるでシケインを通過する様なコースで来る台風前にテントのトップカバーを撤収してフレームはバイクに繋いでおきました。

新ヘルメット

その台風が来る前に新しいヘルメットが届きました。

Shark EVO ES K-Rosen

結局、希望色のSkwal i3のXLサイズがなかなか販売されず、AutoBrakeLEDの無いD-Skwal 3も同様な納期でした。
たまたまMotardinnでXLが再販されてたフリップ式のEVO ESを購入する事にしました。フランスなのにアメリカンっぽい4つ目のドクロが良く判りませんが他のフリップ式の様にフェイス全体では無くチンガードが回転して後頭部に収まる事でジェットヘルメットになります。

被った感じではチークバッドは厚いもののオープンガードにした状態ではフルフェイスのSkwal 2よりは頬が抑え込められる感じが無く被り心地は良いです。

上位モデルのGTラインとは異なりピンロックや予備のチークバッドは付属していません。

走行時の風切り音の確認とかは涼しくなってからですね。

時短作業

特に何事も無く台風が過ぎ去って若干涼しくなりました。お陰で日中は38度以上を表示していた温度計も34度程度になり短時間であれば作業も進められます。

取り外していたテントのトップカバーを元に戻してフロントフォーク取り外し作業を開始します。

955iの点検の続きもあるのですが、先に漏れの大きいbb1のフォールオイルシールを交換する事にします。

今日はフォークオイルを購入していなかったためフロントタイヤを外して左フォークを取り外すまで。

オイルシール交換中

#10の安いフォークオイルを購入して古いフォークオイルを抜き出します。

古いフォークオイルは425ml位。部品を洗浄して古いオイルを除去し、オイルシールを交換するためにインナーカートリッジを抜いてアウターとインナーを分離しました。

 

取り外したオイルシールの内側は特に大きなキズなどは見当たらず。再びNTB製の新品オイルシール・ダストシールに交換しました。これでも漏る様であれば純正部品のオイルシールに交換し、それでも駄目ならインナーチューブでしょうね(^_^;)。

部品類を洗浄してフォークオイルを追加。油面120mmでオイルは約460ml位。YAMAHAのフォークオイルG10です。

朝から追加作業

左フォークオイルを新品に交換したので、右フォークオイルもついでに交換します。朝方であれば気温も30度を下回り作業もし易くなります。

今回は分解してないため内部に若干オイルが残ります。油面120mmでオイルは約435ml程になりました。このフォークのインナーカートリッジはエア抜きが早くて助かります。

フォークの突出しを調整しますが、インナーチューブを抑えるブラケットがキツめで突出しの微調整に手間取りました。

昼前に作業は完了しましたが、朝より4度以上も上昇して32度を越えてました(^_^;)。お盆だしまだまだ暑いですね。

フォークオイルの汚れはそれなりでした。

bb1 暑い

熱対策にラジエータ

減ってた冷却水の補水ついでに入手したZXR250A1のラウンド型ラジエーターのフィッティングと仕様を確認しました。

純正カウルの内側にラジエータを置いてみてラジエーターの厚みがかなり違う事に気が付きました(今更)。ラジエータの熱変換はフィンを通過する空気によるもので、交換量はフィンと接合するチューブ(冷却水が通る通路)の面積に比例する筈。厚みはF650が31mmとZXR250A1が19mmとほぼ半分。フィンとチューブ自体を計測するのは面倒なので、ラジエータフィンの厚みを加えて面積ではなく体積で計算したらF650の約6割だと計算結果が・・・(^_^;)。
ZXR 1,189,320立方ミリメートル
F650 1,943,700立方ミリメートル

やはりNSR250用みたいなF650の容量を越えるラジエータじゃないと冷却効率の向上は見込めないかもしれませんね。

バッテリー充電電圧の確認

暑くて鬱陶しくなった頭髪の散髪とガソリン補給のために暑い中をbb1を走らせます。交換したレギュレーターSH541SAと55WになったH4ハロゲン灯周りの発熱の確認です。
日光が差さない曇空で外気温が30℃も越えてない涼しい午前中の筈でしたが、bb1は街中では冷却ファン全開の耐久テストになりました(^_^;)。

風の当たらない中でも新しいレギュレーターはアイドリング中を除き充電量は13.3V~14.7V。ファン作動中も変わらず安定していました。バッテリー液の蒸発量はエンジン冷えないと判りませんが。
H4ハロゲンは35Wと55Wでは差が有るかと言われてもユニット全体の発熱は手で触る程度ではどちらも変わりなく熱いと感じます(^_^;)。ガラスレンズはまだしも反射面や脂製ユニットが溶けなければ良いですが。

息継ぎは変わらずアクセル急開で3900rpmから。平坦ならアクセルを少し戻すとエンジンが反応して回転が上がります。負圧がバタフライ開度ほど高まらない感じ。気温も上がってるしMJの番手を確認した方が良さそうです。記憶では165番だった様な。

しかし強制開閉キャブとかFIよりハイコンプを目指した方がいいのか?w。

youtu.be

リペアキット

前回はBST33用の安いリペアキットを購入しましたが、実際に使ったのはOリングとフロート室のガスケットのみでその他の部品は使いませんでした。見た目面取りとか精度が出てない感じ。

ニードルとかジェット類は結局のところキャブの中で擦れて消耗品ですし。海外のサイトではキースター製のリペアキット(K-1345BK)を見掛けますが、日本では販売されていません。でもニードルは欲しいところ。

その他にも漏れが増えてきたフォークシールや追加の250型4極配線コネクタ

そこで岸田精密工業株式会社(キースター)に問い合わせしてみました。F650リペアキット(K-1345BK)は海外輸出向けのキットとの回答。問い合わせメールで注文すれば国内販売も可能でした。早速1台分2セット注文しました。

F650用の燃調キットは無いそうです。残念。

しかし今回も問い合わせの受信メールの相手からの応答メールがYahoo!のアドレスで受信出来ない現象発生。受信拒否とかなりすまし拒否のフィルターを見直さないといけませんね。

色々整備中

午後から晴れてきて蒸し暑い。以下作業ダイジェスト。
1.左フォークのオイル滲み確認
2.レーシングカウルのライト穴開け位置検討
3.レギュレーター付近に温度センサー取付検討
4.キャブ調整(ニードルクリップ位置4→3段目→2.5段目)
5.アクセル開度(多分70度以下)を確認
1.は掃除して終わりw。漏れが多くなったらシールを交換する予定で部品は発注済。
2.はカウル装着してもライト位置は正確に測れないので純正カウルとレーシングカウルの共通基準点(スクリーンネジ穴とか)を決めてそこからライト位置を測定、レーシングカウルに大まかなライト位置を転写する事にしました。
3.はAcewellの外気温センサーをレギュレーター付近に配置出来ないかと確認。長さ不足で配線延長は防水コネクタがJST025型2極で持ってないから保留。
20年前位に使ってた水槽用?っぽい温度センサーが復活出来ないか電池交換LR44予定。まあ20年前のはほぼ壊れている想定で新しい温度計を探します。
4.なんとなく薄い気がしたので暑いのに濃くする? 3段目はアクセルに対してエンジンの吹け上がりが微妙に遅れる感じ。まあ気温の上昇で全体的に濃くなってる筈。
5.走行中にアクセル開度は確認は出来ませんが、息継ぎは半開以上で起こる感じ。逆にMJ領域が濃いのか。MJを要確認。

カウル計測中

スクリーンビス穴から大体垂直にマスキングテープを貼り付け。ビス間は10cm。
ライトのレンズ部は10cm。外枠は11cm位。
概ねレンズのセンター(+)が把握出来れば良いので。レンズセンター間は13m。ビスからレンズ上端までは12.5m。
レーシングカウルは曲面なのでマスキングテープを精度良く貼れると思います。ただ垂直なマスキングテープとカウル曲面では三角形の斜辺分の誤差を加味する必要あり。
そこからレンズセンターを位置決めして孔あけしたら周囲を円形にカットする算段。

この気温でFRPの切り粉とか飛ばしたくありませんので保留。

暑(熱)過ぎ注意

曇り空なので33℃位だと思いますが、ちょっと街中だけを走ってみました。街中での低速走行中は赤外線ヒーターを抱えて走ってるのと同じです(^_^;)。

帰宅してから停めてるbb1のフレームからバッテリーやレギュレータを軽く指で触ると恐らく50~60℃越えてる感じ。これの冷却とかは街中はまあ無理に近いですね。少なくとも常時前面からの風が当たる様な状況じゃないと。
キャブも薄いのか濃いのか分かり難い感じで振動でエンジン壊れそうな感じは明らかに濃い症状を表しています。

温度計

この暑さの中を走る気は毛頭ありませんが、大まかな温度を測れないかと安売りの温度計を買ってみました。サーミスターのセンサーにセンサーの抵抗値を計算して温度表示にするマイコン?回路と液晶を備えて4個で840円位。まあ微妙に温度差があるのはご愛嬌(^_^;)。追加でフォークシールとコネクタも購入しました。

午前中の日陰に停めてるbb1のフレームは既に37度を越え、直射日光下に放置すると直ぐに50度を越えました。タープテントで日陰があるとは言えこんな中で整備とか無理w。

やっとキャブ調整

あまり気温の上がらない朝方にやっとキャブを外してMJを交換しました。蚊取り線香は必須です。

キャブを引っ繰り返してフロート室を開けてみたら、ずっと165と思ってキャブ開けてみたら実は170が付いてたMJ(^_^;)。そりゃ半開以上で濃い筈です。
この暑さなので155とか160まで下げても良さそうな感じですが、この暑さじゃ乗ると死にそうなので気温が下がったら乗ることにして162.5にしておきました。
空吹かしではまどニードル領域はまだ濃い目な感じです。半開以上じゃないとMJは確認出来ないので取り敢えずここまで。
温度計は1個センサーをレギュレータ前の空間に配置しました。ここならオイルタンク・エンジン・レギュレーターからの排熱がどの位になるかが判ります。その前に温度計本体を固定するアルミステーを作らないといけませんが。

温度計装着

温度計ケース2個分の広さを持ったアルミ板を曲げて電圧計と温度計を載せるステーを作りました。

温度計はバックライトは無いので暗い所では見えませんが、普段通りなら昼間しか載りませんので使えると思います。この季節だと温度高いねって事が判るだけかもしれませんが。

bb1 SH541SA交換

バッテリー端子整理

バッテリー端子への配線が多くて脱着が一々面倒なので、ネジ穴が2箇所ある追加端子を購入しました。灯火類の配線を横にエンジン系配線をバッテリー端子に繋いで整理しました。エンジン系配線の端子を外しても灯火類配線の端子はそのまま付いてきます。

簡単に取付可能かと思ったら端子幅10mmに対して差込口(9.4mm)のサイズが微妙に合いませんでした。グラインダーで差込口に入るまで側面を薄く削って合わせます。

燃調調整中

前回の試走ではサクションホールを拡大したピストンではワッシャーを追加した

4.48段目では全体的にパワー感が無かったため、ワッシャーを取り外し位置を上から5段目の濃い方向に変更しました。スナッチや息継ぎは出ると思いますが、上で吹けないのは改善されるかもしれません。次回の試走で確認します。

レギュレーター緊急交換

アダプター無しではH4Rライトユニットに装着したH4バルブがずれてしまうので、追加でH4バルブをH4Rライトに装着するアダプターを購入して60w/35wから60w/55wにして走行中の消費電力を上げる事にしました。ただしSH532B-12では監視線の電圧次第では更に昇圧される可能性があります。

またレギュレーターを点検した際にステーターコイルからの3相配線の250型コネクタが熱で溶けている事が判明しました。ステーターの劣化かコネクタ端子の劣化かは判りませんが、SH541SAに交換してコネクタ・端子を新設する事にします。

熱で樹脂が変形して端子が外れないためコネクタは破壊しました。新しい端子をカシメてコネクタを接続して新しくしました。

電圧確認

3相配線のコネクタと端子を新品に交換してレギュレーターをSH541SAに交換して、更に955iに使っていたAquaprova電圧計を移植しました。

テスターとAquaprovaとAcewellの3つで電圧を表示させて、H4バルブ点灯時の電圧変化とロービーム・ハイビーム点灯時の電圧変動を確認しました。

SH532B-12よりは常時電圧が15V以下で安定しています。これで暫く様子を見ます。

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抵抗値確認

電圧だけ確認して3相ステーターコイルの抵抗値を忘れてたので追加。

安いテスターのため分解能0.1Ωですがそれぞれの抵抗値は全て0.7Ωでした。

マニュアルにも検索してもF650のステーターの抵抗値は見つからず。一応、3相間の抵抗値は1Ω以下なら大丈夫なのか?
初代bb1でもコネクタの溶着は発生しましたが、端子の発熱の原因はレギュレーターの端子カシメ部分が変色していたのですが端子の経年劣化なのかは判断つかず。
現時点ではレギュレーターとスターターコイル側の両方のコネクタと端子とカシメは新しくなっています。

bb1 キャブ調整中 7 難題

電圧確認中

bb1の高いバッテリー充電電圧を下げるべく、走行中の消費電力を上げるためにH4R(60W/35Wx2)バルブを爪を一部カットしたH4(60W/55Wx2)に交換してみました。

H4Rではハイビーム120Wだと消費電力が上がり電圧が下がるのでロービーム110Wにしたらどうなのか?と。

結果はバッテリー充電電圧15.3Vと謎の電圧アップ(^_^;)。ロービームからハイビームへの切り替え当初は電圧は下がるのですが、Acewellメーターのの電圧をみると徐々に電圧が上がるのに合わせてバッテリーへの充電電圧もに上がって戻る感じ。

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試走中

エンジン負荷が掛かった際の息継ぎ対策として負圧の減少=ピストンが下がってガソリンが充分に補給されないと仮定してピストンのサクションホールを2.5mm→3.0mmに拡大したF650ピストンを使って試走しました。ニードルクリップ位置は0.48mmのワッシャーを使って3.48段目に若干濃く?なるのか。

試走の結果、息継ぎの発生回転数が3900rpm辺りに下がりました(^_^;)。
4000~5000rpmの間は負荷が掛かる状態では4500rpm辺りにちょい谷が続き余計に乗り難くなりましたw。
4700rpm以上からの繋がりは良くなったかと言うとパワー感が微妙な感じ。全体的にガスが薄いみたいです。

負圧が立ち上がらなければスライドピストンは上がらず上手くガソリンを吸い出せません。サクションホールを拡大してダイヤフラムスプリングのバネレートを下げてもエンジン負荷によって負圧が変化すれば何処かの回転域で息継ぎは発生してしまいます。

負圧式キャブだと改造箇所は限られているため、これ以上の変更は難しそうです。とは言えF650用のFCRの様な強制開閉キャブは既に廃盤で高価です。

可能かどうかは別にしても点火時期まで変更可能なECUを備えたインジェクション化も導入・セッティング・運用に掛かるコスト的には視野に入ってくるんですよね。


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掃除中

帰宅してからの掃除・整備中に自作フロントブレーキSWを動かすバーがガタついて機能して居なかったので動きを規制する銅ワッシャーを挟みました。βピンが回し難くなりましたがガタは消え正確に動作する様にはなりました。

bb1の試走に使っているブーツは右踵とシフトペダルの左甲がどうしても擦れてきますね。

bb1 キャブ調整中 6 追追試

 負圧式キャブのニードル

負圧式キャブの番手違いのジェットニードルって売ってないですね。まあピストンを上下動させるのがアクセルワイヤーでは無くエンジンの負圧ですから当たり前っちゃ当たり前ですけど(^_^;)。
海外で販売されるF650のリビルドキットはニードル5E94の1本のみ。本家Keysterの燃調キットにはF650用はありません。BST33の燃調キットはDR250S(SJ44)のみでニードルは5DF3。5E94のニードル径とテーパー角度を適当に測った数値で計算して5DF3の仕様と比較してみました。

5DF3=2.515mm/1°0′0″
5E94=2.52mm/1°7′36.02″(計算値)

テーパー径は2文字目のアルファベットで変化しますが、燃調キットのニードルの仕様を確認するとテーパー角度も若干異なる感じ。4~5000rpmの息継ぎがテーパー形状で効いてくると想定してもニードル径が細くなると開け始めから全体濃くなるのかな?MJ絞るとか。

負荷が掛かると負圧不足でピストンが上がらないとか、息継ぎ中のピストンの状態を確認しないと単純に交換してセッティングが出る訳では無さそうで、それなりに値段のするDR250Sの燃調キットx2を購入するのは躊躇われます。

フロントカウル

車検を通す目的で純正カウルにZXR250のヘッドライトを採用しましたが、当初はレーサー用のカウルを流用出来ないかを考えていました。
レーサー用カウルに対してヘッドライト用の穴開け加工やミラー取付方法が解決出来なかったため純正フロントカウルを採用しました。
純正のフロントカウルを外す度にレーサー用のフロントカウルが装着出来ないかを思い出す程度には純正カウルは頑丈で重いんですw。
ZXR250A1のラジエター装着作業でカウル外すのでついでに検討出来ないかなと思います。
カウルの穴開けは位置決めしたらリューターでやるだけです。※失敗したら・・・(^_^;)
問題はミラーを支えるステーの補強かな。

純正フロントカウルは厚みがあるため、ある程度ミラーを支えられていますが、レーサー用だとステーを左右連結する位の補強が必要かもしれません。

微調整

ニードルのクリップ位置を調整するために追加したM3のワッシャーを小さいM2.6ワッシャーに交換しました。負圧式キャブで0.02mmは誤差だと思うw。

ナンバーとリフレクターの振動が大きくなっている感じなのでナンバーの間に薄いゴム板を両面テープで挟んでクッション追加。振動は根元の鉄板で発生するので末端は変わらずな気がします。

SH541SA追試

前回は灯火類配線を追加して無かったため、今回は配線を全て接続して電圧を測定します。

LED点灯のみで発電電圧は14.83V、ハロゲンライトロービーム点灯時(70w)14.75V。ハイビーム点灯時13.8V(120w)とSH532B-12とさほど変わらず。

出来ればリチウムイオンバッテリーが可能な電圧に抑えられるレギュレーターはMOSFITしか無いのか? MOSFITの場合、逆にステーターへの影響が心配です。

H4ハロゲンバルブ(60/55W)の口金を加工してH4Rに装着すればロービーム点灯時は110Wになるので14V以下にはなりそうですが。


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キャブセッティング追追試

夜降って昼間はなかなか雨降らないので雨上がりにニードル位置変更(4.48段目)で息継き症状の確認を行います。
やはり登り坂の息継ぎ発生箇所は4700~4900rpmとなり息継ぎが大きくて厄介になりました。抜け出せない。平坦でもアクセル急開(3/4)で発生しますが、相対的に負荷が低いせいか最終的には抜け出せました。


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F650は若干下の4100rpm辺りの回転域から2箇所で息継ぎ中も回転が徐々に上がって行く感じ。平坦では普段は発生しませんが、急開時は未確認です。
どちらもエンジン負荷の低い下りは息継ぎは発生しません。
感覚的にクリップ位置変更してもう少し薄くするとか、ダイヤフラムスプリングをカットしてバネレートを変更すると発生回転域が変化する様な気がします。

雨上がっても山道の路面は濡れたままでした(^_^;)。お陰でドロドロw。

その他

ヘルメットのチンガード部分に貼り付けているアクションカメラのマウントがまた外れました(^_^;)。

前回は高速道路上の風圧だと思いますが、今回は気温と湿度の影響でしょうか。ガラス貼付け用の強力両面テープを使っているのですがね。

試走からの帰りに工具店に寄って955i用の保持用フックレンチとオルタネーターボルト用のT40ロングヘックスを買ってみました。

bb1 キャブ調整中 5 追試

追試

前回DR800のピストンを組み込んでニードル段数を3段目に設定したキャブではアイドリングからのアクセル開の付きが悪く愚図ついていました。

 

今回はDR800用のピストンに交換してから逆にニードル段数を下げて濃くしていきます。

4段目ではまだ愚図付きますが、5段目にするとちょっと濃い吹け上がりですが、まあまあな感じ。これで試乗してみる事にします。

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試乗中

午後も遅くに走り出したので遠くには行けず近所を少し回るだけでした。実際は車が混んでるはパトカーが居て更に交通の流れが遅くなるはで試乗にはなりませんでした(^_^;)。
ニードルを上げて全体的に濃くした感じでアイドリングから下が濃くて一発のトルク感はあるのですが、反面スナッチが出て2200rpmでも変動が大きくて乗り辛いです。
単気筒エンジンなんで下のパルス感は他のバイクなら良いのですが、フライホイールマスの小さいF650エンジンではスナッチの原因でしかありません。
クリップ位置を4.5段目にして若干薄くして見たら改善するかもしれませんが、改造ピストン(+3段目クリップ)の方が全体的に軽やか(薄目?)に回るんですよね。

ベンチュリーのカッタウェイとニードルの関連を詰めるには時期が悪い(暑くて湿度が高い)気がします。
信号待ちで止まってると冷却ファンを作動させても99℃から水温が下がらずに焦りました。

明日からまた雨模様なので暫くは放置ですかね。

ラジエター到着

F650純正のラジエターでは夏場の街中では冷却能力が不足するため、代用のラジエターを探していました。とは言えサイズ的に合うのはなかなか見つからず。

ヘッドライトを流用したZXR250A1用のラジエターが若干薄型で容量的にはあまり変わらなさそうですがラウンド形状で冷却水路の出入り口も同じ位置という事で入手してみました。取り付けにはステーを作成する必要があります。

4.5段目

今日も昼間は雨は降らない感じで蒸し暑い一日になりました。風が吹いて涼しいのでキャブ整備に掛かります。
前日の試乗の結果からE-Clipに0.5mmのM3ワッシャーを追加してニードル位置を4.5段目としました。鉄ワッシャーは重くないのかと思いましたが、パワーフィルタ-を外して動画で確認すると低回転のブリッピング程度ではピストン(ニードル)がそれほど上がらないみたいです。

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F650で使用するニードルは5E94。ニードル型番の情報は下記程度でなかなか見つからず。

5=ニードル長(50~59mm)
E=テーパー径(2段テーパーは2文字)
94=メーカー番号?
ノギスで測定したニードルのテーパー開始位置はクリップ切欠き下から約17mm辺りで開始されます。樹脂スペーサーの厚みが加算されるので、見た感じだとテーパー開始位置と開け始めのピストンの上がりポイントを早目にしたり遅らせたりがクリップ位置の役目。
4.5段目にしたニードルだと吹け上がりは5段目より改造ピストンよりも少し濃い目な感じ。DR800ピストンにはスロットルコートは塗布していません。カッタウェイの形状とサクションホール径の差でクリップ段数に違いが出る結果となりました。

ZXR250A1ラジエター寸法

蒸し暑いので試乗には出掛けず。ZXR250A1ラジエターの寸法を測定しました。意外に縦横の寸法差は無くラウンド形状だと冷却効果に差が出るかは判りませんが。ファンが真ん中に配置されているため、小型のファンを左右に配置するか取付ステーを含めて検討する必要があります。

◯ZXR250A1の湾曲ラジエター
全幅約40cm 全高約28cm(マウント部約6cm含む)
奥行き15cm(内ファン部6cm)
※冷却フィン部 幅318mm * 220mm = 69,960平方ミリメートル

◯F650ラジエター
全幅約40cm 全高約25cm(マウント部約5cm含む)
奥行き約10cm(内ファン部6cm)
※冷却フィン部 幅330mm * 190mm = 62,700平方ミリメートル

 

bb1 キャブ調整中 4

部品到着

追加で発注しておいたキャブの部品到着。樹脂製で摩耗が進んでガタがあると思われるスライドピストンとそのボディ側のガイドです。MIKUNI製ですがピストンは同じBST33x2連装を採用するスズキDR800用。ガイドはBMW F650用です。

同じ部品と思っていたDR800のスライドピストンはサクションホールがF650用のΦ3.4(最後にΦ2.5に絞ってあります)x1穴に対してΦ2.4x2穴でした。サクションホールの面積としてはΦ2.4x2とΦ3.4x1はほぼ同じなんですが、F650は奥で絞ってあるので実質Φ2.5x1程度だと思われます。

更にピストンのカットアウェイのサクションホール部分が面取りしてあって吸入効率的にはこっちの方が良さそうな。
ただしF650の新品ガイドにピストンを差し込むと、新旧どちらのピストンとも当たりがきつくておかしいな~?と思ってたら、実はガイドをキャブボディに嵌め込むとピストンとの正常なクリアランスになる仕様でした(^_^;)。

もしかすると柔らかいスプリングを使ってる可能性もあるのでDR800のダイヤフラムスプリングも取り寄せてみようかな?

試乗中

午後から蒸し暑い天気になりました。ニードル位置の変更であまり負荷の掛からない平坦道での追越に関しては息継ぎが収束方向に向かっているのでその確認です。
ニードル位置は同じでダイヤフラムバネ切った場合、平坦の追い越し加速はボコ付きも気にしないレベルに納まってますが、5%位の登りの負荷が掛かる4速4100~4700rpmのボコ付きは直らず。3速だと回転数が上がって振動が増加するものの加速は悪くありません。
結局ニードルの位置(隙間)と吸入負圧(負荷)の関係なのか、次回はニードル位置を3.5から3.0に更に薄くする方向に調整します。合わせてピストンをDR800に変えて吸入負圧とダイヤフラムスプリングの影響を確認する予定です。
下りは高目(4,5速)のギアで回転を4000rpm以下に落としてコーナーに入ってもキャブのレスポンス等は悪くない感じです。

そろそろエンジン回りやチェーンも掃除した方が良さそうです。


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メーター位置変更

走行中に路面に目線を向けているとタコメーターが周辺視野外になってしまいエンジンの回転数が判り難い時があります。まあ単気筒エンジンですからエンジン音で大体判りますが。

現状は6500rpmに合わせてシフトワーニングを設定しています。6000rpmで中央のLEDインジケーターが点滅、6750rpmで左の赤シフトワーニングが点灯します。

現状はメーターの位置が若干低いためインジケーターやワーニングが視野外になる場合があるためメーターの位置を若干上に上げました。

掃除中

ついでにチェーンの清掃と鋳鉄リヤディスクのため粉まみれになったリヤホイールも掃除しました。

ピストンガイド交換

雨模様の翌日は雨雲レーダーで暫く雨が降らない事を確認してスライドピストンとガイドを組み込み、ニードルのクリップを3.5→3段目に変更します。
組み込んでエンジンを始動して水温が上がる頃合いで空吹かしするとアイドリングから開け始めで薄くなってエンスト。
アイドリングからアクセル操作には反応はするのでガイド組込時にフロート室のジェット、Oリング、フロートに問題は無い筈。
交換したニードルから順次部品を戻します。最終的にピストンをF650用に戻してクリップを3.5段目にしたら開け始めは正常に戻りました。F650ピストンでクリップを3段目にすると開け始めが若干愚図つきます。現象としては開け始めで混合気が薄い症状。
DR800/F650のピストンはカッタウェイの切欠き形状がDR800の方が大きいため、ベンチュリーの開口面積に差が出るのが問題か。更にニードル位置で薄くなると。
やっぱりメーカーがちゃんとセッティング出してるキャブではそう単純にはいかないか(^_^;)。
DR800用ピストンでクリップ段数を濃くする方向で確認しますが、ニードル・ニードルジェットまで変更しないと行けない可能性もあります。

現状サクションホールを拡大したF650ピストンの方がアクセルの反応が良い感じで、追加部品買うのもちょっと迷う感じです。