bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 一歩

インナーサイレンサー小加工

新しく購入した外径47mmのインナーサイレンサー。現状は内径47.7mm位のサイレンサー出口には隙間が空いて固定出来ません。
そこで両方の縁をウォーターポンププライヤーで曲げ円錐形に拡げました。奥に入れる方はギリギリ引っ掛からない様に。出口側は奥に入らないようにサイレンサー口径より少し広げます。軟鉄で良かった。
後はボルト留め穴開けですがサイレンサーエキゾーストはステンレスでかなり硬そうです。

前輪外し中

ステムを整備するために前輪を外していきます。旧いBimotaのボルトは脆いので慎重に緩めていきます。
ジャッキスタンドで車体を上げる前にステム・ブラケット・フォークのボルト類を軽く緩めておきます。

アクスルシャフトのレンチを掛ける二面幅はは22mmですが掛かりが浅く5mm程しか無くフォークのパイオリマークが邪魔ですw。せめてソケットが入る6角にしてくれたら良かったのにと思わずにはいられません。ただシャフト自体の造りは良いのですが。
アクスルカラーは左側のみで右はシャフト自体が20mmほどカラーの役割になります。

キャリパーサポートの剛性が弱くてフルブレーキでキャリパーが斜めに撓んでしまいパッドが斜めに削れてしまいます。ある意味、持病ですね。

ステム取り外し

ホイール・フォーク・ハンドルを外してトップナットを緩めてトップブリッジを抜き取ります。この状態ならボトムブラケットは軽く抜ける筈ですが、ブラケットはフリーな状態になっても抜ける様子はありません。パーツマニュアルで確認しても上下のベアリングを通しているだけです。もしかして上側は軽圧入されてる?
アルミ板をステムシャフト上端に当てて叩きます。軽く叩いても全く動く気配はないので徐々に力を入れてかなりの強度で叩くと漸く抜け始めました(^_^;)。
漸くブラケットを抜き出すと上インナーレースの内側が若干錆色になっていました。半割カバーを採用した時点で隙間から水入ってきますから。

ステムベアリング

ベアリングは26x52x15のテーパーローラーベアリングです。メーカーはドイツ製。内径26mmベアリングは2000年代前後のHONDAステムに使われていました。CBR900RRなんかがそうです。ステムシャフトの長さが異なるのでCBR900RRのステム本体はそのままでは使えませんが。

CBR900RRステムナット

左はbb1の半割ステムナット。右がCBR900RR(SC33後期)のダストカバー兼用ステムナットです。ロックナットは別。
試しにスピードトリプルのステム改造中に集めたCBR900RRのステム部品からナットカバーをbb1のシャフトに装着を試みますが、ネジピッチが異なるのかナットは入りませんでした。

M26サイズでP1.0以外のシャフトがあるとは考えにくいですがイタ車ですから判りません。今回は時間がないので追求せずに元に戻します。

ステム組付け

グリスアップは手が汚れてるので撮影は割愛してステムの組付けに掛かります。
しかしこの半割りカバーでどうやってベアリングの初期トルク管理は無理な予感しかありません。
半場、軽圧入に近い上ベアリングへのステム打込み加減を調整して初期トルクを設定。
半割りカバーを手締めして回らなくなったところから隙間を貫通ドライバーで傷入れないように叩いて少し締めました。


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最後のトップボルトがこれまたネジ山が崩れそうに締め込みが途中で重くなるので何度もネジ山をクリーナーで掃除しました。分解時にマーキングした位置まで締めて完了。締め付けトルクは30Nm。清掃前よりは更に良い動きですがステムのトルク管理緩過ぎ。
半割カバーはダストカバーになってないので岩田の特注シム(26/52/0.5)を検討します。

 

少し進展しました(^_^;)。