bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 タンク改造

タンク改造案

雑な溶接痕を見てデリバリーパイプのアースポイントを使わずアース線を外部に接続する方法を考えました。

純正のスイッチ式サーミスタではAcewellの可変抵抗値タイプの燃料計が使えないため燃料センサーを外して電源+線と同じやり方でアース線の取り出し口にします。

元の形に削るのは面倒なので3mm厚のアルミ板を長方形に切って5mm厚のゴム板と組み合わせます。

中央の純正アース線の固定はM5ネジを使っていますが導通用に使われている銅ワッシャーは近所のホームセンターではM6からしか売っていません。どうせ配線も全て作り直すためM6に変更する事にしました。また静電気防止に真ん中のデリバリーパイプにもアースを繋ぎます。

燃料ホース交換

bb1の燃料ポンプがどの位の圧力でガソリンを送出してるかは判りませんが内径7.5mm*外径13.5mmの耐圧・耐燃料油ホースは高価なBMW純正ホースしか無く、安い3層高圧ホースはほぼ8mm*14mmで売られています。インタンクで使えればどちらでも良いですが。

既に燃料タンクからキャブまでのホースとして使った残りをタンク内ホースとしてスプリングに通します。サイズがギリギリでなんとかスプリングに通しましたが上手く曲がるんでしょうか?(^_^;)

配線作成と動作確認

部品が届いたので配線を作っていきます。燃料ポンプ側のカプラーはFLCB型2極カプラーを使います。

1.外部電源+線:250型オス端子+1.25sqビニル配線+M5丸型端子

2.外部電源-線:250型オス端子+1.25sqビニル配線+M6丸型端子

3.タンク内+線:M5丸型端子+1.25sqフッ素樹脂絶縁配線+250型メス端子

4.タンク内-線:M6丸型端子+1.25sqフッ素樹脂絶縁配線+250型メス端子

5.デリバリーパイプアース線:M5丸型端子+1.25sqビニル配線+M6丸型端子

フッ素樹脂絶縁配線は被覆が薄く芯線が硬い線です。丸型端子のカシメが上手く圧着出来たのか若干不安ですが。

2台の燃料ポンプと配線を繋いで車体の配線に接続して動作確認を行いました。一応ポンプの作動は確認出来ました。テスターでポンプを含めた配線全体の抵抗は1.8Ωでタンクの蓋前後の配線のみの抵抗は0.3Ωでした。

ストレーナー候補

bb1の燃料ポンプに繋げるストレーナー候補として似た様なものを見つけました。取り寄せて口金のサイズを確認すると同径でした。

明日にでも古いストレーナーの口金をドレメルで切り落として接続出来るか確認してみます。このストレーナーが使えるのであれば古いのを切って付け替えます。

ストレーナー交換

QFSのストレーナーに交換するためにアダプターに残っている口金を外します。

色が似てるので何処までカットして良いか判り難くて少々傷が入りましたがドレメルのカッターを使ってアダプターから口金の残骸を撤去しました。

QFSストレーナーは測った様に口金の口径が同じでしたが飛び出た爪を戻してもやはり袋が邪魔で力を入れて押し込みきれず。これ以上力を加えると袋を破きそうだったのですがかっちり食い込んだところで止めておきました。走行中に外れないと良いけど(^_^;)。

ネットで見かけてもしかしで口金のサイズが同じじゃないかと勘で選びましたがQFSストレーナーが使えて良かった。

月末に別に購入した中華フィルターが届いたらそっちも試します。サイズが小さいからタンクに押し込む際に苦労しなくて済みますしね。

インタンク動作確認

タンクに組み込もうとしたところでアース線のM6端子が燃料センサーの穴を通らない事に気が付きました。燃料センサーのネジが大きかったので穴も大きいと思いこんでました(^_^;)。急いでM5端子に交換しました。ホースと配線は純正と同じ長さで作りましたが底から上に通すのは意外に簡単でした。面倒だったのは蓋のOリングが確実に溝に嵌った事を確認しつつ燃料ポンプとストレーナーをタンクに納める事でした。

少し太くて曲がり難いホースと燃料ポンプをストレーナーを折り曲げつつOリングを確認してタンクに押し込んで装着しネジを何本か締め始めたところで雨が降り始めました。
急いで車体の配線に繋いで何とか燃料ポンプの作動テストまで終わらせました。

次回はガソリンを入れて底蓋のOリング漏れテストです。
漏れなかったらガソリンをちゃんと吸い出すかもテストしないとですね。