bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 車検準備

クーラント交換

今日は曇り空で気温も上がりませんが、月末の車検に向けて整備を進めます。

まずは簡単なクーラント交換から。ホースとドレンを外してラジエター本体とウォーターポンプ室からクーラントを抜き取ります。次は水道水を使って冷却通路無いを洗浄しました。

抜き取ったクーラントは凝固剤で固めておきます。

ホースとドレンを元に戻して今回は赤いロングライフクーラント(アミンフリー)を注ぎます。後はプラグ交換後にキャブに残ったガソリンだけでエンジンを掛けてエア抜きを行います。

プラグ交換

ツインプラグのせいか始動性は良好です。特に問題も無く走行距離は約4000km程度になります。在庫のプラグは年式が違うのか金属色が異なります。

 

装着は一応プラグソケットとエクステンションに電極の開いている方向にマジックで線を引いておき、手でねじ込んだ際にマジック線の位置を確認しておき、そこから1/2回転締め込んでおきます。今回は開いた箇所が時計の4時辺りになりました。2/3まで締めて電極の開いた部分をインテークポート側に向けても特に効果は変わりません。ツインプラグですしw

後日、キャブ問題でオーバーフローしたガソリンを抜くために、何度かプラグ脱着を繰り返したせいか電極の開位置が6時のインテークポート側に向きました。

リヤホイール交換

Marvicから純正ホイールに戻しました。Marvicと比べてもかなり重いです(^_^;)

 

持ち込む車検場ではJWL刻印が確認されます。スプロケットとリヤブレーキディスクはMarvicから入替えです。

作業中に雨が本格的に降り始めたのでフロントホイール交換は延期しました。

フロントホイール交換

ディスクとアクスルカラーを入れ替えれば交換完了の筈でしたが、以前のダブルディスクからシングルディスクに変更したせいかキャリパーセンターが以前のアクスルカラーでは見て判る程にズレていました。

 

ブレーキ面はMarvicと同じ105mmですが、ベアリング間は3mm異なるため左右のカラーを調整して装着しました。しかしアンテラ激重ですねw

夕方前に作業完了

明日の準備にサイレンサーとエキゾーストパイプを外そうかと思いましたが、午後も遅くなり気温が下がり始めたので本日は作業完了としました。

エキパイ外し

bb1はエキゾーストパイプ一式を取り外さないとオイルフィルターが交換出来ません。

純正パイプならサイレンサーと後半だけを外せば良いのですが、更にティグクラフトのレーシングサイレンサーは排気効率重視で作られたせいかラジエターをずらして全てのパイプを外さないいけないため脱着に手間が掛かります。

2年間?使い続けたエキゾーストフランジの高強度ボルトが錆でかなり脆い状態(水素脆性?)な感じで折れない様に慎重に取外しました。幸い固着防止のカッパーコンパウンドをネジ部に塗布していたお陰で嵌合するネジ山は綺麗でした。

オイルフィルター交換

エキパイを外してしまえばオイルフィルターの蓋を取り外せばオイルフィルターが交換出来ます。

 

しかし蓋をシールしているOリングが経年劣化で硬化している感じですが、サイズの合いそうなOリングは確か持っていた様な気がしますが見つかりません。

取り敢えずフィルターだけ交換してOリングは後で探す事にします。

ボルト締め調整中

2本出しで3分割されるエキゾーストパイプとサイレンサーは各部で接触しない様に調整しながらラジエターの後ろの狭い空間でフランジのボルトを徐々に締めつつ短い六角レンチが回せる様にフランジとパイプも徐々に押し込んでいく作業が必要です。

前回使用した錆々のクロモリボルト(12.9高強度黒染め)の代わりに強度10.9のクロモリメッキボルトを使ってみました。エンジン側のネジ山の耐久性も心配ですが、ボルトも繰り返しの高熱で何時まで保つかは怪しいところです。もちろん固着防止のカッパーコンパウンドは塗布しています。

Oリング G60

前回2023年に交換した際には線径2.62mmのAS568を使用しました。オイルフィルターのOリングを装着する蓋の外径は62.2mm。ケース側のリブ径は67.4mmです。

今回は以前ステムのダストシール用に購入したOリングにG60という線径3.1mmのOリングが見つかったのでサイズは若干小さめ(適正サイズだとG62)ですが、G60の新品に交換しました。内径64mmのスペーサーに丁度引っ掛かるサイズです。

蓋を閉める際に若干Oリングを潰す感じで締め込んでいますが、漏れる様ならAS568の新品もあるので交換するだけです。

お陰で2回目のエキパイ外しは作業時間も短くなりましたw

磁石付きドレンボルト

bb1のエンジンはドライサンプです。

オイルタンクへのホースを外すのは面倒臭いのでw、ホースとポンプ付近の残りは無視してタンク内のオイルを上抜きします。

それとケース下に残っている少量のオイルを磁石付ドレンボルトをチェックしました。

磁石には黒いスラッジが付着しており、拭き取ると微細な金属クズが混じっていました。一番最初に開けた時に付着していた多量の金属削りクズよりはかなりマシですけど(^_^;)

ドレンワッシャーも新品(左)に交換しています。社外品ですが今までの利用において漏れ等の問題は起きていません。

オイル交換

bb1はドライサンプですからオイルホースを外してオイルを抜くのが近道ですが、脱着してホースから漏れの原因を作るよりは、少し残っても良いのでオイルタンクから灯油ポンプで古いオイルを上抜きして、新しいオイルを注入しました。

オイルは前回と同じPAO2.5W-40に増粘と清浄、摩擦低減効果のある添加剤を適量投入しメスシリンダーで湯煎してオイルに撹拌したものを注入します。湯煎には深さのある容器が無かったので蚊取り線香缶で代用しましたw

冬場だし添加剤は気温が低いと粘度が高いものがあるため、湯煎と撹拌は必須です。清浄効果のある添加剤は若干混ざり難い感じで少しスラッジが残りそうです。

今回も残ってるZnDTPの代用とオイル寿命延長の添加剤を混ぜました。

オーバーフロー発生

まだ調整する箇所はありますが、車検整備はこれで完了かな、とオイル循環を兼ねて始動確認を行うために、ガソリンサブタンクをキャブに取り付けてセルを回します。

 

初爆して停止、セルを回しても点火してない感じでオーバーフローみたいです。プラグ交換時に問題なく始動出来たのですが、今回ガソリンサブタンクを取り付ける際にキャブのホースを引き出すために一旦キャブを脱着したのが悪かったのか?(^_^;)

濡れたプラグ電極を乾かして燃焼室にガソリンが残ってない事を確認して再度セルを回します。初爆はするもののガソリン供給して暫くするとオーバーフローする模様。サブタンクからゴミでも流れ込んだかもしれません。

明日キャブを分解してチェックしてみます。