錆落とし


スピードトリプルにかまけていじってはいるものの、動かしていないbb1もディスクの錆落としをしようかと。
しかし今年はスギ花粉が多過ぎて身体に良くないので、作業中もマスクやバンダナで覆って作業する羽目になりました。アレルギーで咽頭炎になって不快指数倍増(^_^;)
スピードトリプルと違ってリヤの車高は落とせないので、擬似的に前を上げる事にします。
比較

初代と2代目のパイオリフォークのクランプ位置は20mm差です。
トップブリッジ-アクスルCは1Gで710mm/730mm。
初代のパイオリフォーク自体は見た目(インナーチューブ130mm)ストロークする訳では無くストローク自体は110mm程度だった様な気がします。リヤに合わせて随分前を上げていた様な。

リヤサス長は322mm/350mmですが、初代の時はスイングアームの対地角とリバウンドストロークが0Gで2倍位違うので体重が載るとかなり沈み込みます。
なのでチェーンがかなりたるんでおり、チェーンスライダーが短命です。

2代目はレーサーとしてかなり強い減衰とバネレート140Nmとしてリヤを下げて固めています。フォークはそれに合わせて20mm突出してますが、公道だと地上最低高が燃料タンク角には厳しい感じ。
公道でも燃料タンク底が擦らなければ、かなりまとも(普通?)なハンドリングで乗り易いのでこのままでいきたいところでした。
理由は不明ですが、このジオメトリになったのは燃料タンクをエンジン下に持ってきた事とオイルタンクとバッテリーを積むためにエンジンを前傾させたお陰でスプロケットとスイングアームピボットとリヤアクスルの三角点が変わったせいかと思われます。
突出し変更

現状のCBR600F4iのフォークを装着したフォークの突出しは39mmです。
この突出しを適当(-2.5mm)に減らしてフォークを伸ばしトップブリッジ-アクスルCは0G720mmにします。リヤサス全長は330mmのまま。
この状態でも前輪が支え棒みたいな感じがあるので初代bb1のハンドリングに戻ってきた気がしますが、慣れるまでは暫く掛かりそうです。

リヤの車高に関してはサイドスタンドを立てた時の傾きが増えてますが、まだ低めでチェーンテンションが常識的なので初代と比べたらチェーンスライダーの寿命は長いです。
ハンドル位置下げ


今回は走る前にハンドルバーの位置を3mm下げました。
フロント周りのマス(エンジンとオイルタンクの)延長垂線が顎から前頭部を通る様に身体を前に倒したかったので。
肩も前に出るのでハンドルに近くなる反面、シートへの荷重が減る(感じ難くなる)デメリットがあります。
リーンにエンジン重量が寄与しないけどエンジン高が縦に長い(オイルタンクとバッテリーもある)分慣性がbb1の操舵に影響します。
肩幅位のバランスボールを抱えて左右に身体を振る感じって言ったらちょっと違うか。
低速でゆっくりとターンしようとすると抵抗感が有って曲がる方向に引き込めない感じ。

速度が上がれば荷重も増して抵抗は感じないのでスプリングの初期作動部分のオーバーレートの可能性もあり。
ただしブレーキに関しては前を上げたお陰で不足気味のリヤのリバウンドストロークを越えない範囲で良くなりました。
ハンドル下げたのでシート荷重が減ってるのは痛し痒し(^_^;)。運動サボってるから肩周りも固いし、股関節を倒して腰を後ろに伸ばせないんですよね(^_^;)。

気分転換に近所の梅園から三川内をかすめて波佐見の産直まで。天気曇りですがキャブには丁度良い感じ。産直の野菜はキャベツ一玉350円と近所のスーパーと比較してもそれほど安くはないです。米も地元米が3700円税込みって値付け。
カメラステー


bb1のカメラの設置場所はフロントフォークのキャリパー取付穴なんですが、1本ネジのせいかカメラがよく回って地面が良く映りますw
アルミ板からL字クランプのベースを作ってキャリパーマウント穴2つで固定しました。
花粉対策で老眼鏡ではなくてアイウェアだったので、ボール盤で62mm間隔で穴開けした積りが65mmになってました(^_^;)修正して取り付けます。
厚めのアルミ板でブレも少なくなりましたが、カメラ本体を固定するマウントと社外のマウントの嵌め合わせが甘くて締め付けても振動でまだ少し動いてしまいます。

更に下げる

フォークの突出しを更に1mm減らしてちょっと出掛けましたが、目が花粉でゴロゴロして痛いので途中で引き返しました。
現状の突出し39→36.5→35.5mmで、ハンドルバー位置高さはトップブリッジ下から
0→2.5→3.5mmほど下げて合わせています。
旋回後半の安定性はフロントの突出しを下げる方向で良さそうですが、ブレーキング時シート面への体重が抜け気味でなにか跳ねてる感じ。チェーンがスライダーに当たってるのか?

相対的な高さは変わってない筈なのですが、ハンドルバーの位置を下げるならシートの尻の位置を後ろに下げるためにステップ位置も見直しが必要かもしれません。
出来れば気温も上がってスギ花粉が収まってからにします(^_^;)
ステップ位置変更

気温が上がって暖かくなってきました。
前回気になった着座位置を身体を後ろに下げたいので、ステップ位置を後方へ移動します。
後方に移動した分、チェンジペダルのロッド長が不足してシフト操作がやり難くなりましたが、取り敢えず試走しました。
今回はリヤサスの伸側減衰を2クリック下げ。ステップ位置を後2cm移動してより股関節を前に倒しつつ後ろに座る様にしました。
その分腰は伸びて前傾は深まりますが、深いブレーキ中もシート面にしっかり体重が残せます。
この移動でフロントの動きが解り易くなり縦に長いエンジンの振りにPower 2CTの左右への軽快感を活かせるターンインが可能になりました。
フロントで曲がっていく感じは初代bb1と似てきました。
そこから旋回中はやや縦に長いエンジンの上の重さで傾きが維持されていく感じ。
単気筒故に回転数が上がるほどトラクションに差異が無くなるので旋回後半は重くなる傾向にあります。重いと言っても単気筒エンジンだしたかが知れています。
気温も上がって路面温度も良いのでステップの位置変更は結果的にまあまあ良い感じです。

帰宅してホームセンターで高ナットを購入し、ロッド長が不足した分の長さを補いました。寸切ボルトは中央から折れたU字ボルトのネジ分だけをカットして再利用しました。