bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 ピボット再調整中

再作業準備中

1号機でお出掛けした後でピボットの再調整を行うため試走した際に戻した外装の取り外しを行います。

カウルと燃料タンクを外してピボットナットを緩めてからサブフレームの固定ボルトを外そうとしたら7mmの六角穴でした。7mmの六角穴は持ってないので買いに行かないといけません。

仕様判明

友人にbb1モノポストのフレームのピボット周りの画像を送って貰い、当方のフレームとの違いを確認した上でパーツリストのフレーム部分を参照しました。

パーツリストのフレームは2種類。モノポスト(1T1)とビポスト(2T1-3)のフレームに対するピボット部分のカラーも2種類です。指示線の先が判り難いですが、フレームのピボット部分に2種類の部品が記載されていました。

4A:Bush=ツバ付きカラーはモノポスト用

4B:Silent Block=黒ゴム円筒はビポスト用

ただしΦ14/18のインナーカラーが見当たりません。スイングアームのパーツリストを見ても本来ならBushの項目でリストにある筈ですが載っていませんでした。
ちなみにサブフレーム部分の3と22のは黒ゴムと金属カラーと別々の部品で組み合わせになっていると思われます。

それにしても黒ゴムはビポストの仕様でしたか。何を考えてこんな仕様にしたのかメンテナンスも難しく困ったものです(^_^;)

まあ今更なのでまともに機能する様に整備を続けます。

再調整中

雨降りの中、買ってきた7mmビットでサブフレームを取り外します。フレーム後端をフリーにしてピボットのナット位置のシャフトの突き出しを左右合わせます。今回は60Nmで締付。修理前と比べたら穴の中心にシャフトの軸芯が一致する様になりましたが、まだナットの高さが左右で異なります。フランジ付きUナットは高さ15mmですので装着時に15mm以上の場合はフレームの底に接地してない事になります。

再々調整中

何度調整しても右ナットの位置がフレーム穴の底面から1mm弱突き出た高さになります。

ナット高15mmで70Nmで締め込んで左15mm/15.6mm。スイングアームピボットのカラーとエンジンケースの密着を確認しているのでサブフレームを締めた後でフレーム幅が若干狭まる状態になっている模様。

そこでシートレールを外そうとしたら最後の1本だけ共回りして外れないのでずらしてフレーム後端をシートレール/ピボット/サブフレーム部の上中下で幅をメジャーで測定しました。

1.開放状態:上280mm/中279mm/下277mm

2.締結状態:上280mm/中278mm/下276mm

メジャー測定ですが1mm弱短くなると13mmのインナーカラーがフレーム穴底面から若干突き出す事になります。

対策としては下端のサブフレーム部が狭まらない様にシムを入れると固定部のブッシュ(金属スリーブ)と黒ゴムに負荷が掛かりそうなので、今回はピボットのインナーカラーを追加した21.5mmのカラー共々一体化させて、Φ14/21.5mm/T12.8mmの新規カラーを入れる事にしました。-0.6mmなら計算上はT12.7mmですが、T12.7mm以下にしなかったのはピボットベアリングへの予圧を掛けておくためです。

新カラー

純正と同じ厚さ13mmのカラーを使うとピボットシャフトのナットの高さが左15mm/右15.6mmとなりフレーム穴底の面とは密着してない状態になります。

そこで厚みの薄い12.8mmのカラーを装着してみます。計算上は底に密着させるには12.7mmですがベアリングの予圧もあるので少し出しました。

前回と同じくラチェットベルトで軸がズレたシャフト位置を直しつつ肉厚になったカラーをフレームの底穴に入れてから両方のナットを均等に締め付けます。

左右のフランジ付きUナットを締め付けますが、シャフトが回ってしまいなかなか均等に締まりません。

均等に締め付けるのに苦労しましたが、最終的にナットの高さは左15mm/右15.2mmになりました。シャフトが左右均等では無いので右が出てる様に見えますが、一応計算通りの高さになっています。

新チェーンスライダー

次に新しいチェーンスライダーの素材が届いたので交換します。エンプラで指定した寸法通りにネジ穴を開けてくれるため固定部品を入れ替えるだけで楽なものです。後はチェーンが当たる前後部分を斜めにカットする位ですが、梅雨入りして雨が酷くなってきたので天気が回復したら再開する事にしてここまでにしました。