油面調整

FCRが始動不可に陥った原因を確認するために、今まで弄ってなかった油面の確認から。
FCRセッティングマニュアルではフロートサポートの角度が15度でフロート高さを調整するというやや曖昧な指示。
重力方向に垂線を引いて15度の角度にキャブを配置して固定するんだよね?
例えばフロート室を逆様にしてバルブシートに着底したフロートバルブのプッシュロッド端がフロートのリップを支えるけど正確性に欠けるのか。
フロートがフロートの重量で沈まない角度が垂直から15度なのか判りませんが。

なんとか測定した現状の数値は約11mmでした。凄く測り難い(^_^;)。画像も撮影位置が変わっているから高低が判り難いし。
基準の油面9mm±1mmなので、15度の状態とフロート室を逆様にした状態で比較して大まかに9.3mm辺りで調整しました。少しリップを曲げました。
また加速ポンプもアクセル開度1/2~吐出していた設定を止めて、1/4以上ですが1/2より少し手前の開度から吐出する感じに変更しました。
ツール・ド・アリタ 2025冬

本来なら入院して見る事は叶わない筈のツールドアリタを見に行ってきました。
頸に負担の掛からない様に平坦な国道を選んだのに眼の前には警察の事故処理車が、この先事故渋滞中のお知らせ(^_^;)

渋滞して動きそうにないので、道の悪いいつもの裏道を通ってアリタセラへ向かいます。結局、ラリースタートには間に合わず車両撮影も途中からになってしまいました。

ラリースタートを見終えたら駐車場に移動します。駐車場にも観戦に来た旧車があちこちに止まっています。

bb1は補修したライトやフェンダーとスクリーンも問題なくなっています。まあちょっと全開にするとクラッチが滑ってる気がしないでもありません(^_^;)。
アリタセラ








ラリー参加車両が出払って残った展示車両を撮影しますが、冬ジャケットだと陽射しが暑い位です。ラリーゴールまで残らずに昼過ぎに離脱して外食せずに帰宅しました。
なかなか充実した1日でした。
暖かい1日

昼過ぎのまだ気温が高くて暖かい内に帰宅して、新しく塗布したセミウェットチェーンルーブの飛散状態を確認しました。白だけに955iのホイールよりは目立ちますが、以前のチェーンルーブよりはかなりマシになりました。
接触不良?




アリタセラから戻って車体をチェックした際にメーター付近に固定している水温計のステーが緩んでいたので、増し締めしてたら配線の何処かで断線したらしく、メインキーを回してもエンジン系統の通電がありません。
取り敢えずフロントカウルを外さないとメーター周りの配線が確認出来ないため、翌日の陽が登って暖かい時にカウルを外してチェックを開始します。
最初は右スイッチボックスのキルスイッチ周りの通電をテスターで確認した後でバッテリーからメインキー(イグニッション)までの配線を確認するとアースのキボシが外れていました。ステーのネジを回したために配線を動かした際に抜けたみたいです(^_^;)。更にギボシに抜け止め防止の束線バンド処理をして無かった様です。
抜け止め処理をしてエンジンの始動を確認しました。これは接触不良の手始めでしたw。
ショートマニホールド

FCR41シングルキャブの始動不良に関してDS650用インテークマニホールドの長さが影響している可能性は高くないと思っています。問題はキャブ1個なのにプラグの被りを無くすために、かなりジェット類を絞らざるを得ない点です。

BST33x2の口径とFCR41x1の口径の面積を考えたらジェット類は大きくなる筈ですが、現状は純正キャブより番手が小さく混合気を薄くしている事が気温が下がった際の始動不良に繋がってる可能性が高いです。FCR41はチョーク回路が付いてないタイプです。
FCRはメインジェット通路、パイロット通路、加速ポンプからガソリンを供給しています。なのでFCR内の油面、バルブシート口径、加速ポンプダイアフラムピン高を含む再調整を行っていきます。


加えてFCR35x2も再生していきます。FCR35はYAMAHA SRX用ですがエンジンのポートピッチはF650もSRXも概ね同じ60mm位です。FCR35x2は2連装のFCRボディを隙間無く並べていますが、ポートピッチは約65mm位あるため若干左右に広がった2連装のインテークマニホールドが必要です。まあ5mm程度の差なんですがF650純正のマニホールドはV字に広がってポートピッチが約75mmあるのでそのままでは使えません。

中継用のアダプターを作ってもF650は3ネジ固定、SRXは4ネジ固定なので、一部ボルトが近接しており簡単には流用出来ないのが現状です。インテークマニホールドも5mmのオフセットを可能にしつつ2連キャブを支える強度をもつものを探さないといけません。

SEPベアリングガイド

FCR41のボディ内部はそれほど摩耗していませんが、FCR35x2のボディはスライドバルブのガイドローラーが通る道筋に段が出来ていました。そこで幾つか選択肢はありましたが、PEEK素材のSEPベアリングガイドを導入する事にしました。


アイドリング時の吸入負圧の脈動による浮動バルブの振動から樹脂製ローラーがアルミボディを叩くため、キャブボディと浮動バルブのコーティング共にダメージを受ける訳です。




FCRのガイドローラーは4個の内3個はベアリング+樹脂ローラーになっており、残り1個はピン+樹脂ガイドローラーという構成になっています。これを4ベアリングにするためピンを抜いてSEPベアリングガイドに付属しているピン付きベアリングに差し替えます。


後はPEEK製のガイドレールにスライドバルブをセットしてキャブボディに差し込むとセット完了です。
シャフトベアリング


FCR35x2の復元中。2連装なので各ボディのスライドバルブのリンクアームを上げ下げするシャフトを支えるニードルローラーベアリングx2個ですが、パーツリストに無いカバーされたフエルトリングはリンク機構のある剥き出しの1箇所のみでキャブボディ間の内側ジョイント部分はゴムパイプに隠れてるせいかベアリングのみ。
ベアリング自体の動きは問題なさそうです。代用となるフッ素グリスも入手済みでしたが、連結部分の燃料パイプとバルブシートのOリングやリンクパイプ?のUリングとかも必要らしく新たに入手しないといけません。その他はトップギアとKeysterのリペアキットで代用しました。番手はバラバラですが、まだ動かす訳では無いのでw。
色々調整中


2年経過して色々問題が出てきた箇所の対応。
キルSWへの配線を確認した際に右SW-BOXへの配線被覆が硬化してハンドルの取り回しに邪魔になったので被覆を剥いて絶縁テープ(緑)で細く巻いてメインキー後ろを通してからヘッドライトの方へ繋げる様にしました。
後は冬支度でもラウンドラジエーターへのカバーの取り付けです。カウルを外さないと束線バンドを回せませんでした。
H4 LEDヘッドライトバルブ交換


前回の車検時にLiFePO4バッテリーの謎の電圧低下(と言っても13.9Vある)でバッ直なのにハロゲンバルブが光量不足により危うく車検に通らないところでした。
そこで今回はカンデラ数よりは消費電力と配光優先で消費電力が少なく、尚且つハロゲンフィラメント発光位置に近いLEDヘッドライトバルブに交換します。

LED発光体はハロゲンフィラメントのサイズと配置に合わせてあり、ドライバー内蔵で後部冷却ファン付きで配線も細くて取り回しがし易いです。

現行のLEDバルブは電圧計読みで14.2Vですが、今回は14.4Vまで上がっており消費電力がより少ない事が伺えます。
また接触不良?

ヘッドライトのバルブを交換した後でまた何処かが接触不良を起こしたらしく、今度は水温計とポジションLEDが点かなくなりましたw。

調べたら水温計とポジションLEDに分岐する色は黒いけどアース線では無い12V+線のギボシ端子がまた緩んでました。またも緩み止めがありません(^_^;)
またまた接触不良




買ったのはこの前無くしたアクセルホルダーのM3x8mmの皿ネジです。久しぶりにbb1で買い物に出掛けたら、速度計の表示が0のままです。

また何処かが接触不良かと確認しても、外から見たフロントホイールからメーターまでの配線は問題なく繋がっていますが、フォーク部分の中継防水コネクタを外してテスターで通電確認をしたら片側だけ通電が不完全でした。コネクタを動かすと端子から配線が抜けたのでカシメが2年後の今になって抜けたみたいですw。
クラッチケーブル調整

12月に入って急に冷え込んで外気温が10度にまで下がってしまいました。
クラッチ板がそろそろ限界らくレバー側のアジャスターがホルダーから外れそうです。クラッチ板交換は、まだ部品やら分解手順を確認しておらず、取り敢えず来月の車検にはアジャスターをなんとかすれば調整出来そうです。

現在使っているのはVenhillのB03-3-116のF650GS用で純正より全長は少し長いですがインナー長11cmはほぼ同じです。ややストッパーの位置が短く元々アジャスターの調整範囲を越えてしまうところでした。


そこでM6のスペーサーを切ってストッパーの位置を嵩上げレバー側アジャスターをホルダーに戻す事にしました。車検後にクラッチ板を交換したら、その時に元に戻すかどうか考えます。


















































































































問題はラウンドラジエターの固定方法と純正ステーの固定ボルトの右側がフレーム側ナットが供回りしてボルトが外れない点を解決しないといけません。



































