クーラント漏れ?

955i1号機のガソリン漏れに引き続き、何となく試走に行く気も起こらず3日放置してたら車体の下に染み作ってるbb1(^_^;)
エンジン下の燃料タンクの水抜きにゴミと水が良く溜まるのですが、ここ最近は近所は晴れ続きで濡れた路面は走っていませんし、エキパイから出る水蒸気が冷えて垂れる冬季とも異なります。

今回はエンジンより前方から垂れてきてるみたいで、どうやらラジエターから漏れている様です。
リザーブタンクの容量確認


F650エンジンにはウォーターポンプインペラーシールの弱点があるため、定期的にリザーブタンクとオイルタンクの液量と状態確認を行っています。
最近は150mlまで追加したリザーブタンク液量が通常は減る方向だったのが、戻りで増えたままで減らないな~と思ってました。
ラジエターキャップを開けて中を見たらラジエター本体の液量が思ったよりも減少しており追加したクーラントは約300ml位と結構減っていました。
普通は冷却で減圧したリザーブから吸うんだけど、フィンの何処かにピンホールか何かで圧が抜けてる感じです。キャップを新品にしたから内圧が高くなり過ぎたか?(^_^;)。純正ラジエターの予備は有りません。代用するにしても互換ラジエターは無く、以前購入したZXR250E1ラウンドラジエターのみです。
クーラント漏れの調査のため試走は先延ばしです。
犯人はオレ?



クーラントを抜いてラジエターを取外します。
レーサーとして乗られていた頃はラジエターから純正電動ファンがステーごと撤去されていました。
公道走行で車検を取るためにステーをアルミ板で作り直した際にコア表面にピッタリ寄せ過ぎたせいか、ステンレス製のファンカバーガードが振動でコアに当たりクーラントが流れるフロー通路を削ったみたい。
何でもピッタリにすれば良いとは限らないw
補修すれば直ると思うけど10箇所あるし全体的に酷い状態なので買い直した方が良さそう。
暫定代用品


以前購入したものの、ラジエターの取付寸法は合っても熱交換容量(コアの容積=フィンの量)が比較して少ないため、純正ラジエターへの電動ファン追加を優先してお蔵入りしていましたが、別に装着可能なラジエターが無い(955iの予備はあるけどキャップ無し)ので冷却水通路を空気に晒しておくのも嫌だしと取り敢えずZXR250E1のラウンドラジエターをくっつけて見る事にしました。
問題はラウンドラジエターの固定方法と純正ステーの固定ボルトの右側がフレーム側ナットが供回りしてボルトが外れない点を解決しないといけません。
仮留め試作0.5号

純正ステーが外せないためラジエター本体を吊るくの字ステーとジョイントステーの2分割。ジョイントボルトのナットが邪魔でラジエターが前方に移動してしまい、フォークと接触してハンドルフルロックが出来ません。上下の位置は大体合ってるみたいです。

フロントカウルを装着すると、ラジエター本体とカウルとの隙間は十分に確保されていました。
試作ステー1号

純正ステーが外れなかった件、供回りするナットをステーの隙間からマイナスドライバーを突っ込んでリベット頭を固定してなんとかボルトを外しました。

純正ステーが外せたため上側のステーはもっと厚みのあるアルミ板を使って作り直します。
ラジエターをギリギリ上まで上げましたが、ラジエター下端と下の純正ステーに全く隙間がありません。この場合は走行中の振動でラジエターコアの下端にダメージが入る可能性があります。
再調整



ラジエターをギリギリ上まで上げてもフルロックでフォークとの接触は無くなりました。
しかし、まだ上げ方が足りずにラジエター下端と下の純正ステーに全く隙間がありません。この場合は走行中の振動でラジエターコアの下端にダメージが入る可能性があります。前に出しても振動で前後に揺れたら純正ステーに接触する可能性があります。
ラジエター仮装着



今日も暑い中で作業を開始します。ステーを微調整して全体的にラジエターの位置を3mmほど上げて装着し直します。
それから電動ファンを右側裏に取り付けてコアに接触が無いかも確認しました。
これでラジエター本体の車体搭載作業は完了しました。残るは明日以降にラジエターホースが届いてからの作業になります。
ラジエターホース装着


注文していたラジエターホースが到着しました。展示処分品でお安くw。CBR400R/CB400X等に適合するそうです。
検索した限りではホースの内径とか長さは不明でしたがHONDA系の中間排気量なら内径22mm位かと。またレビューでは2mm小さいとの記載もあり、長さもラジエターアウトレットからウォーターポンプまでの長さも十分そうでした。
画像では判り難いのですが、意外と大きな梱包サイズ(52x38cm)だったのが(^_^;)。


ホース内径を測るとΦ13,18x2,21mmでした。ZXR250E1のラジエターパイプとF650のエンジン側パイプ径は約20mmですから、丁度2本ある18mmが使えそうです。
装着完了ですが


元々は異なる車種用なのでラジエターとエンジン側のパイプ角度によってはホース角度とは一致しませんから、部分的に合わせてカットしてから反対側を辻褄合わせするためにカットするまで時間が掛かります。
またホースが純正より外径が太くて新しいホースバンドを探す事になりました。
1点抜けてたのがラウンドラジエターなのでホースが出っ張るの忘れてました(^_^;)。
左カウルはホースを内側に引き込めましたが、右カウルの内側に当たっています。


そしてクーラント入れてエンジン掛けようとしたらヨシムラの水温計が点かない原因を調査したり(結局アース不良による電圧不足でした)。

最後にシートカウルのアルミネジが折れるは、容量の少ないラジエターではやっぱり水温の上がりが早い気がする^^:
取り敢えずエンジンを始動して暖機まで確認はしました。
途中で引き返すかもしれませんが、明日試走してから。