bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 キャブ調整中 4

部品到着

追加で発注しておいたキャブの部品到着。樹脂製で摩耗が進んでガタがあると思われるスライドピストンとそのボディ側のガイドです。MIKUNI製ですがピストンは同じBST33x2連装を採用するスズキDR800用。ガイドはBMW F650用です。

同じ部品と思っていたDR800のスライドピストンはサクションホールがF650用のΦ3.4(最後にΦ2.5に絞ってあります)x1穴に対してΦ2.4x2穴でした。サクションホールの面積としてはΦ2.4x2とΦ3.4x1はほぼ同じなんですが、F650は奥で絞ってあるので実質Φ2.5x1程度だと思われます。

更にピストンのカットアウェイのサクションホール部分が面取りしてあって吸入効率的にはこっちの方が良さそうな。
ただしF650の新品ガイドにピストンを差し込むと、新旧どちらのピストンとも当たりがきつくておかしいな~?と思ってたら、実はガイドをキャブボディに嵌め込むとピストンとの正常なクリアランスになる仕様でした(^_^;)。

もしかすると柔らかいスプリングを使ってる可能性もあるのでDR800のダイヤフラムスプリングも取り寄せてみようかな?

試乗中

午後から蒸し暑い天気になりました。ニードル位置の変更であまり負荷の掛からない平坦道での追越に関しては息継ぎが収束方向に向かっているのでその確認です。
ニードル位置は同じでダイヤフラムバネ切った場合、平坦の追い越し加速はボコ付きも気にしないレベルに納まってますが、5%位の登りの負荷が掛かる4速4100~4700rpmのボコ付きは直らず。3速だと回転数が上がって振動が増加するものの加速は悪くありません。
結局ニードルの位置(隙間)と吸入負圧(負荷)の関係なのか、次回はニードル位置を3.5から3.0に更に薄くする方向に調整します。合わせてピストンをDR800に変えて吸入負圧とダイヤフラムスプリングの影響を確認する予定です。
下りは高目(4,5速)のギアで回転を4000rpm以下に落としてコーナーに入ってもキャブのレスポンス等は悪くない感じです。

そろそろエンジン回りやチェーンも掃除した方が良さそうです。


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メーター位置変更

走行中に路面に目線を向けているとタコメーターが周辺視野外になってしまいエンジンの回転数が判り難い時があります。まあ単気筒エンジンですからエンジン音で大体判りますが。

現状は6500rpmに合わせてシフトワーニングを設定しています。6000rpmで中央のLEDインジケーターが点滅、6750rpmで左の赤シフトワーニングが点灯します。

現状はメーターの位置が若干低いためインジケーターやワーニングが視野外になる場合があるためメーターの位置を若干上に上げました。

掃除中

ついでにチェーンの清掃と鋳鉄リヤディスクのため粉まみれになったリヤホイールも掃除しました。

ピストンガイド交換

雨模様の翌日は雨雲レーダーで暫く雨が降らない事を確認してスライドピストンとガイドを組み込み、ニードルのクリップを3.5→3段目に変更します。
組み込んでエンジンを始動して水温が上がる頃合いで空吹かしするとアイドリングから開け始めで薄くなってエンスト。
アイドリングからアクセル操作には反応はするのでガイド組込時にフロート室のジェット、Oリング、フロートに問題は無い筈。
交換したニードルから順次部品を戻します。最終的にピストンをF650用に戻してクリップを3.5段目にしたら開け始めは正常に戻りました。F650ピストンでクリップを3段目にすると開け始めが若干愚図つきます。現象としては開け始めで混合気が薄い症状。
DR800/F650のピストンはカッタウェイの切欠き形状がDR800の方が大きいため、ベンチュリーの開口面積に差が出るのが問題か。更にニードル位置で薄くなると。
やっぱりメーカーがちゃんとセッティング出してるキャブではそう単純にはいかないか(^_^;)。
DR800用ピストンでクリップ段数を濃くする方向で確認しますが、ニードル・ニードルジェットまで変更しないと行けない可能性もあります。

現状サクションホールを拡大したF650ピストンの方がアクセルの反応が良い感じで、追加部品買うのもちょっと迷う感じです。