bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 キャブ調整中 5 追試

追試

前回DR800のピストンを組み込んでニードル段数を3段目に設定したキャブではアイドリングからのアクセル開の付きが悪く愚図ついていました。

 

今回はDR800用のピストンに交換してから逆にニードル段数を下げて濃くしていきます。

4段目ではまだ愚図付きますが、5段目にするとちょっと濃い吹け上がりですが、まあまあな感じ。これで試乗してみる事にします。

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試乗中

午後も遅くに走り出したので遠くには行けず近所を少し回るだけでした。実際は車が混んでるはパトカーが居て更に交通の流れが遅くなるはで試乗にはなりませんでした(^_^;)。
ニードルを上げて全体的に濃くした感じでアイドリングから下が濃くて一発のトルク感はあるのですが、反面スナッチが出て2200rpmでも変動が大きくて乗り辛いです。
単気筒エンジンなんで下のパルス感は他のバイクなら良いのですが、フライホイールマスの小さいF650エンジンではスナッチの原因でしかありません。
クリップ位置を4.5段目にして若干薄くして見たら改善するかもしれませんが、改造ピストン(+3段目クリップ)の方が全体的に軽やか(薄目?)に回るんですよね。

ベンチュリーのカッタウェイとニードルの関連を詰めるには時期が悪い(暑くて湿度が高い)気がします。
信号待ちで止まってると冷却ファンを作動させても99℃から水温が下がらずに焦りました。

明日からまた雨模様なので暫くは放置ですかね。

ラジエター到着

F650純正のラジエターでは夏場の街中では冷却能力が不足するため、代用のラジエターを探していました。とは言えサイズ的に合うのはなかなか見つからず。

ヘッドライトを流用したZXR250A1用のラジエターが若干薄型で容量的にはあまり変わらなさそうですがラウンド形状で冷却水路の出入り口も同じ位置という事で入手してみました。取り付けにはステーを作成する必要があります。

4.5段目

今日も昼間は雨は降らない感じで蒸し暑い一日になりました。風が吹いて涼しいのでキャブ整備に掛かります。
前日の試乗の結果からE-Clipに0.5mmのM3ワッシャーを追加してニードル位置を4.5段目としました。鉄ワッシャーは重くないのかと思いましたが、パワーフィルタ-を外して動画で確認すると低回転のブリッピング程度ではピストン(ニードル)がそれほど上がらないみたいです。

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F650で使用するニードルは5E94。ニードル型番の情報は下記程度でなかなか見つからず。

5=ニードル長(50~59mm)
E=テーパー径(2段テーパーは2文字)
94=メーカー番号?
ノギスで測定したニードルのテーパー開始位置はクリップ切欠き下から約17mm辺りで開始されます。樹脂スペーサーの厚みが加算されるので、見た感じだとテーパー開始位置と開け始めのピストンの上がりポイントを早目にしたり遅らせたりがクリップ位置の役目。
4.5段目にしたニードルだと吹け上がりは5段目より改造ピストンよりも少し濃い目な感じ。DR800ピストンにはスロットルコートは塗布していません。カッタウェイの形状とサクションホール径の差でクリップ段数に違いが出る結果となりました。

ZXR250A1ラジエター寸法

蒸し暑いので試乗には出掛けず。ZXR250A1ラジエターの寸法を測定しました。意外に縦横の寸法差は無くラウンド形状だと冷却効果に差が出るかは判りませんが。ファンが真ん中に配置されているため、小型のファンを左右に配置するか取付ステーを含めて検討する必要があります。

◯ZXR250A1の湾曲ラジエター
全幅約40cm 全高約28cm(マウント部約6cm含む)
奥行き15cm(内ファン部6cm)
※冷却フィン部 幅318mm * 220mm = 69,960平方ミリメートル

◯F650ラジエター
全幅約40cm 全高約25cm(マウント部約5cm含む)
奥行き約10cm(内ファン部6cm)
※冷却フィン部 幅330mm * 190mm = 62,700平方ミリメートル