スロットルコート
ピストンバルブを負圧で上下させる負圧式キャブレターにバタフライバルブの密着度を向上させるスロットルコートをバタフライバルブと擦れの多いピストンバルブの表面に塗ってみました。
まあバタフライはアイドルポートがあるのでアイドリング次第ではアジャストスクリューで開く可能性もありますし密着度としてはどうなんでしょうね?。スライドピストンとガイドの隙間は大きいので擦れに対する潤滑目的です。
塗布した面を指で触ると意外に厚みを感じます。付属の刷毛では上手く塗れないので後で塗り直しですね。
ダイヤフラムスプリングカット
スライドピストンのサクションホールはエポキシで埋め直し可能ですが、ダイヤフラムスプリングに関しては切ってしまうと後戻り出来ないので躊躇していましたが、調整の一環としてスプリングをカットしました。全長112mm/51巻から5巻き約10mmの線間密着で3mm分をカットします。
スプリングを組み込んでエンジンを始動します。スロットルコートの効果かアイドリングがかなり低下したためアジャストスクリューでアイドリングを再調整しました。空吹かしでのレスポンスは良い感じです。
時間が無くて市街地のみ走らせましたが、サクションホール拡大で低速でのスナッチは抑えられてるけど、なんとなくトルク変動があって車の後ろだとエンジン回転が2000rpmを下回り半クラ当て気味。1段ギア下げないと走りません。
この日は気温が30度近く低速走行では水温が100度を越えるため冷却ファンを回してないと走れません。ジーパンで乗ったため排熱が膝に当たりシート下のエキパイの熱と相まって暑過ぎです(^_^;)。
スロットルコート塗り直し
スロットルコート容器の蓋に付属している刷毛では短過ぎてキャブのベンチュリーの奥まった位置にあるバタフライの縁が塗れませんでした。
そこで100均で買った絵筆でバタフライの縁を塗り直します。キャブからスライドピストンを取外して前回塗ったスロットルコートの塗布面を見ましたが、市街地走行だけでは剥がれていませんでした。
購入した細い絵筆でバタフライバルブの縁を塗り直します。バタフライの下側はアイドルポートがあるため塞がない様に丁寧に塗っておきました。結構密着感があってバタフライを何度か開け閉めして馴染ませておきます。
SH541SA
SH541SAは入手してコネクタを交換して準備していたものの、純正SH532B-12と開放型バッテリーの組み合わせで順調に稼働していた事もあり動作確認は後回しになっていました。
今回は灯火系配線を全て外してエンジン系配線のみとレギュレーターを接続しました。
アイドリング時の電圧:レギュレーターはほんのり温かい状態。
SH541SA:14.8V
SH532B-12:15.1V
この電圧だとMFはまだしもリチウムバッテリーは駄目な感じです。SH532B-12の様に電圧監視が無いので灯火系配線も繋げたら電圧は下がるかもしれませんね。
固定ネジ穴の間隔が異なるため、即交換とはいきませんが実走でテストしたほうが良いかもしれませんね。955iのオルタネーター問題が片付いたら電圧計を戻せますし。