bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 MARVIC 2

リヤハブ

リヤホイールとスプロケットキャリアのベアリングを取外し作業中。ハブのスナップリングを外すスナップリングプライヤーを持っていませんでした。

簡単な爪脱着式のプライヤーはあるのですが、大型のスナップリングでは剛性不足で爪が捻れて外れません。

ハブは6204が左右に1個ずつ。スプロケットキャリアは6005が2個入っていました。ハブ内部は綺麗です。ハブ内部のディスタンスカラーは111mm。

MARVICスプロケットキャリア

bb1のスイングアームとスプロケット固定ボルトの頭との隙間は小さいのでMARVICのスプロケットキャリアの寸法を確認します。

純正スプロケットキャリアとMARVICのスプロケットキャリアの外見を確認します。純正は鉄製のインナーカラーにアルミ製のアウターカラーがカシメてあります。

MARVICのスプロケットキャリアを貫通するアルミ製のインナーカラー(Φ20/25, H45.5mm)のみです。フランジ形状の高さが35mmなので6005x2個(12mmx2個)を引くと11mm突出する事になります。

スプロケットキャリアの全高28.6mm。ブレーキ取付け面までの高さは20mmなので差分は8.6mm。ブレーキ取付け面からインナーカラー突出は11+8.6=19.6mmです。

対してスプロケットボルトの高さは19.4mm。現状では0.2mmしかスイングアームとの隙間がありませんw。

ANTERAホイールのクリアランス

純正スプロケットキャリアの寸法を確認します。
スプロケット取付面とスイングアームに接するカラーの距離を確認します。
純正はスプロケット取付け面からカラー端まで21mmに対してボルトの高さ18mm。スイングアームに装着して左右から締め込んだ状態では無いので正確なところは判りませんがボルトの頭は2~3mm位の隙間はありそうです。

新しいベアリングを装着してスイングアームに通してアクスルシャフトで締め付けた状態でクリアランスは再確認した方が良さそうです。

どの道、キャリアのベアリングとスイングアームとの隙間を調整するアクスルのアウターカラーは必要ですので、リヤディスクセンターとチェーンラインとの相談でスイングアームクリアランスを20~21mmする様なカラー(Φ25/35位のH11~12mm)を作成する予定です。それでもボルト高(H19.4mm)だとクリアランスは狭いです。

またフランジ形状の締まり嵌め仕様だとアウターカラーのコストが高くなるので筒状のΦ25/35mmカラーにしたいところです。

スナップリングプライヤー

交換式のスナップリングプライヤーの剛性のなさに嫌気が差して、近所のアストロでスナップリングプライヤーを買ってきました。

 

リヤホイールのベアリングは左ベアリングを底(14mm)まで付き入れて、111mmのディスタンスカラーの当たりを見つつ右ベアリングは底まで19mm(スナップリングは1.7mm厚)スナップリングが入るかの位置まで入れる感じで。
全ての交換部品も判ったので、次はベアリングとハブダンパーの発注作業へ進みます。

リヤホイール実測

MARVICリヤホイール本体にスプロケットとディスクのオフセットサポート付けて実測。スプロケット外〜ブレーキディスク内側まで161mm。スイングアームに装着して締め付けてないから1mm程度は誤差かも。
アンテラホイールは160mmちょっきり。ANTERA純正ホイールでもスプロケットボルト頭とスイングアーム裏側のクリアランスは2mm程度しか無い。
アンテラはボルト18mm/隙間20mm。21mmじゃ無かったが、MARVICはボルトが19.4mmなので21mmは欲しいところ。
まあ、ベアリングを入れてチェーンラインとディスクセンターを診ながらアクスルアウターカラーを11mmor12mmにするかは適正トルクで締め付け取付けてからの話になりますね。
スイングアーム内側に当たりそうならボルトの頭をグラインダーで削るか。
しかし専用ホイールじゃなかったのか?。ポン付けとか、よく言うよね。