bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 MARVIC 3

ステンレス製ディスク

MARVICを入手する前の話です。

bb1のリヤディスクはステンレスでは無く鋳鉄製です。昔はタッチや効きも良くBREMBOでは良く使われていましたが扱いに多少の手間が掛かるのと雨の日に制動力が落ちるのと錆び易いためほとんどがステンレス製に代わり使われなくなりました。

予備のディスクはありますが、鋳鉄用のブレーキパッドの入手性を考慮するとステンレス製が欲しくなります。

Bimota純正リヤディスクの型番で検索するとオーストラリアにあるMetal Gear社でステンレス製の互換品がヒットしました。メールで問い合わせると日本の代理店から購入可能との回答を受けて代理店に問い合わせたところ、販社向けの代理店でしたがMetal Gear社のは日本に流通していませんが個人で購入は可能との回答。価格は約2万円程と少々高め。取り敢えず発注して1ヶ月後に納品されました。使うかどうかはまだ未定です。

アクションカメラマウント

今まで使っていたアクションカメラは互換バッテリーが膨らんで劣化しており、互換バッテリーの販売も終わってしまい使えなくなりました。まあステム付近に装着するため邪魔で仕様がなかったので、もう1台のをフォークにマウントしてみました。リモコンは電池切れが早く、スマホのアプリは使えなくなったので降車してスタートボタンを押すしか無さそうです(^_^;)。

ベアリング交換

朝から降り続いていた雨が止んだ午後に届いていた新しいベアリングを、リヤホイールにインストールしました。6204を2個ホイール本体に6005をスプロケットキャリアに2個使います。
ベアリングは事前に冷凍庫で冷やしておいて、ハブとキャリアはヒートガンで熱してから打ち込みます。流石に斜めにもならず軽く挿入出来ました。左ベアリングを嵌めた後でホイールハブ内に入るディスタンスカラーを入れますが、カラーの座りが悪くて位置決めサポート代わりの外径20mmに近い円筒ホルダーを挿して中心を位置決めして右ベアリングの当たりを調整していきます。スプロケットキャリアは6005を2個打ち込むだけなので簡単でした。

インナーカラーの突出しとボルト頭の隙間の少なさを再確認してアクスルシャフトのカラーはインナーカラーの突出し+1mm位の隙間はやはり必要ですね。

車体に取付け

車体にMARVICリヤホイールを取付けて各部のクリアランス確認します。

スプロケットはRKの42Tを使います。アクスルシャフトに装着するアウターカラーは他車種の内径Φ25mmのフロントホイールカラーと岩田製作所の1mmシムを組み合わせて12mmに調整したものを使います。

ブレーキディスクはオフセットサポートを普通のキャップボルトで代用して留めます。

 

スイングアームとスプロケットボルトの隙間は、事前の計測通りの数値なので当然の結果として1mm以上の隙間を確保しました。チェーンラインもお古のタイヤとの隙間は充分な感じです。ANTERAのホイールハブ幅は約182mm。MARVICは約183mmに+1mmのカラーのため全体の幅は184mmとなり、アクスルシャフト端の突出しは締付けトルク60Nmで締めて面一な感じになりました。

スプロケットが44T→42Tとなったためチェーンの引き代が5mm→15mmとなりました。ホイールベースが約10mm伸びる事になります。これは後で44Tに入れ替えるとかすれば戻りますが10mm伸ばしてみるのも面白そうです。

youtube.com

ホイールを装着してホイールを回してみた感じでは特にチェーンラインのズレは判りませんでした。まあスイングアームが左右1mm広がっても+1mmのカラーでチェーンラインが1mmスイングアームからホイール側に寄ったので問題ないのかもしれません。

低頭キャップボルト

アクスルシャフトを外せばスイングアームは少し広がるんですが、それでもブレーキサポートに通常のキャップボルトを使うとMARVICホイールを装着する際にブレーキサポートに接触しない様に低頭ボルトを購入しました。10.9相当の高強度ステンレス製です。鉄のローヘッド高強度でも安いけど表面処理が黒染なんですよね。3価クロムは無いのかな? 6本だとステンレス製ボルトは意外に高かった(^_^;)。

タイヤ交換

古いタイヤは意外にビードが柔らかくて余り手間取らずに外せました。サーキット走行の低圧と熱によるビードフック付近の汚れや擦れ跡はあるものの補修跡もなく年式也な状態です。

Power 2CT

タイヤはいつもの安いスペイン産Michekin Power2CT。前が23年、後ろが22年。

縛ってポン

タイヤは大型束線バンドで縛って即組付け。Power 2CTだとラチェットベルトを使ってビードを押さえる事も無く手押しポンプでビード上げも簡単でした。

11.4kg

スプロケット、ブレーキディスク、タイヤ込みで体重計に載せて測定した結果。タイヤ、ホイールだけなら8.8kg位です。

10g位

一番重いのはエアバルブの位置になり10gほどで納まりました。