bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 MARVIC

MARVIC Penta

bb1用鋳造マグホイールを入手しました。

右チェーンかつリヤのリム幅が5.00インチのホイールは流用可能なホイールも無く、専用のマグホイールはMARVIC社位しかありませんでしたが、今回オークションで出品されていたものを購入しました。

デザインは955i1号機に履かせている赤MARVICと同じです。

状態は塗装などは綺麗なものの年式也に長期間保管されていたのかベアリング、ハブダンパーは駄目になっていました。レーサーとして使われていたタイヤも当然使えません。

このホイールはbb1専用ですが、懸案事項としてリヤホイールのリム幅が5.5インチを記載されている事です。160/60-17の推奨リムサイズは4.5~5.0です。5.5なら170/60か180/55が履ける事になりチェーンラインとのクリアランスが狭いbb1では160/60を履いてもプロフィールが変わってしまう懸念がありました。

フロントホイールはDucati 916系/YAMAHA TZのブレーキ取付け面の数値(PCD80,ID64,6H,スパン105mm)以外にアクスルシャフト幅など純正ANTERAホイールとの互換性を確認する必要があります。

ホイール寸法確認中

※フロントホイール計測

フロントホイールハブのブレーキ取付け面幅は同じ105mmでした。ブレーキディスクはそのまま流用可能です。
ベアリング間は実測107mm。ANTERAホイールでは確か105.4mmで誤差というには差が大きいのでホイールからベアリングとディスタンスカラーを外して再計測します。

後でANTERAホイールも外してベアリング間の距離を再測定します。

※リヤホイール計測

入手したリヤホイールにはPirelli Diablo Supercorsa 160/60が装着されていました。リム幅5.5インチにしてはプロフィールが引っ張り気味の感じはしません。

先に大型のノギスで直接計測出来るスプロケット外側とブレーキディスク取付面内側を比較。MARVICの方は個別に測定します。

MARVIC 160.8mm。ANTERA 実測160mmと比べても範囲内。

・MARVICハブ幅136mm。
スプロケットキャリア厚20mm
・520スプロケット幅5.8mm
・オフセットブレーキサポート面-1mm。
合計するとスプロケット外ーブレーキ内160.8mm

※リム幅計測
リム幅5.5inch(139.7mm)はリムの内側を測るのか判りませんが、タイヤが接するリムの外端を測ったら以下の結果に。自称5.0インチのANTERAより細いんですが(^_^;)。

・MARVIC 143.7mm

・ANTERA 145mm

これは同じ幅で良いよねw。リムサイズの表記が異なるのは意味不明。これならチェーンとの隙間不足も無さそうで一安心。
ちなみにトライアンフ スピードトリプルの6.0インチ幅(152.4mm)リヤホイールのリム幅は以下の通りです。
・MARVIC 169.5mm
・純正(BREMBO?) 171.5mm
5.75インチのリムのカーボンホイールBSTは
・BST 165mm


マグホイールのリムが薄く作ってあるから幅が狭いのかどうかは判りません。新しいタイヤはPower2CTを発注しました。

ハブダンパー

ゴムなので潰れてる感じでOD33mm位、ID16mm、H11mm位。

恐らくOD33.4mm/ID16mm/H10.5mmのダンパーと思われます。

まだ買えるのかな?

フロントホイールベアリング

用事で前輪のみ確認出来ました。

ホイールベアリングを外したら右6204/左6004でした。なんで同径にしなかったんだろう?

・右が6204(47x20x14)
・左が6004(42x20x12)
・ディスタンスカラーは80.5mm

ディスタンスカラーは80.5mmでベアリングと合わせると合計106.5mm。

ディスタンスカラー調整代

ベアリングの座ぐりまでの深さは右14.5mm。左14.0mm。
メーターギアの切り欠きのある左はメーターギアの座面まで約10mm。そこから座ぐり位置までが14mmです。切り欠き部を除く内側の線だと12mm位。

両側の座ぐりの距離は79.5mm。

計測誤差の可能性もありますが、ディスタンスカラーとの差分1mm分は深さ14.5mmの右サイドのベアリングを面一にしても残る0.5mm差は左ベアリングでディスタンスカラーの当たり調整するのかな?
もしくは左ベアリングをメーターギア切り欠き部以下に押し込んで受け口の座面に密着させて、右ベアリングで位置調整する方法が正しそうな感じ。

106.5mm~107mmの間でディスタンスカラーが潰れないで尚且つ外れない位の圧を掛ける微調整は難しそうです。
アクスルシャフトの左右のカラーはブレーキディスクセンターを出す際にシム調整で済めば良いのですが。