bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 給油口

燃料タンク

bb1の燃料タンクはエンジンの下に配置されているため、給油口はラジエーター背後のフレームの左側に置かれそこからタンクまでは長いフィラーホースが伸びています。

純正品は冷えていると鈍器になりそうな位硬い青いホースでラジエーターやオイルホースからの熱や摩擦から守られていました。

過去にレース車として使われてる時は取り外されて一部カットされ短くなったホースにPVCのジョイントを追加して使用していました。

まあ、余りに硬くてコンロで炙らないと曲げが出来なかったり、カウルで見えないけど多少見た目が悪かったりしてた事もあり代用品を探していました。

耐熱シリコンホース

給油時にガソリンが流れるだけで常時ガソリンに浸かっている訳では無く密着性が良くて柔軟性がありガソリンにも強いものとして、ラジエーター配管に使われている汎用の耐熱シリコンホースを以前に購入していました。

仮組み

表面は柔らかそうでラジエーターの角やオイルホースのメッシュ面から守るためにラジエーターカバーに使ったPPシートを丸めて束線バンドで筒状にしたもので巻いておきます。

 

シリコンホースは表皮を綺麗に水平にカットするためにパイプカッターを使ってある程度切り込みを入れます。勿論潰れない様に塩ビ管を中に押し込んで回します。

シリコンホースの内側はかなり密着性が高く差し込んだ塩ビ管を抜くためにグリススプレーを吹かないと外れませんでした。

長さを調整したシリコンホースを燃料タンクと給油口に取り付けて仮組みしてラジエーターの角やオイルホースの接触箇所を確認していきます。

組込み完了

ラジエーターの角とオイルホースに接触する箇所は3箇所あり、2箇所は大き目のPPシートでカバー出来るものの残り1箇所はPPシートカバーを追加しました。

ただ広範囲を覆うカバーだとシリコンホースが曲げられなくなるもののホース自体の柔軟性が高いせいか接触箇所が凹んで当たりはキツくはなってない様です。

また密着性が良くて上下の差込口の密閉性が良くなり液体ガスケットに頼る必要は無くなりそうです。

後はガソリンの補給と走行テストですね。

bb1 松の内

矢筈ダム

今日はbb1で佐賀南部に向かう時は素通りしたけど、ルート上の気になった場所を巡ってみます。まずは波佐見から嬉野の塩田方面へ向かう県道102号の途中にあります。標識には矢筈ダムと神六山公園とあるのですが、8km先の神六山公園は後日にしました。自分が撮影してる間にバイク乗りがダムカード?を貰いに事務所を訪れていました。人気あるんですね。

丹生(たんじょう)神社

長崎北部から佐賀県南部の白石へ向かうには波佐見から嬉野~塩田~鹿島と塩田川北岸沿いの県道28号を走るのですが、南の対岸にある道は長崎街道の嬉野宿~塩田宿~鹿島宿を通る塩田川沿いのルートになります。
塩田川沿いに出ると山と川に挟まれて蛇行する雰囲気が良い感じの道が続くのですが、塩田川の対岸に田んぼと民家に挟まれてぽつんと神社が建っていました。
丹生神社(たんじょうじんじゃ)と言うらしいです。大草野より東にある宮の元に総本社があるそうですが、そっちは素通りしましたw。
塩田川沿いに幾つか丹生神社が建てられている様です。水害が多かったんでしょうね。今も護岸工事は続いてるみたいです。
塩田も昔の宿場町(塩田津)で歴史資料館とかもあるみたいです。興味ないけどw。

オマケ

何時もは人出の少なくなった10日過ぎに出掛けるのですが、塩田まで来たのでついでに祐徳稲荷神社に寄ってみました。

何時もの境内前では無く参道手前の駐車場に停めてしまったのでそこそこの人混みの参道を抜けて境内へ。今日は上には登らず境内を抜けて錦波川の神橋を渡って庭園に行きます。

正月に見頃になる蝋梅とカンザクラです。

蝋梅とカンザクラを鑑賞してさっさと帰ります。夕方近くになると寒くなるかもしれないのでジャケットの下にウインドブレーカーを着てグローブは汗冷えしない様にインナーグローブを着けて帰りました。昨日よりは全然寒くなかったけど。

点検と清掃

日が暮れる前に帰り着いたので、車体の各部を点検します。ネジの緩みは有りませんが、燃料ポンプを収める蓋の錆具合が進行していました。まあ地面からとエキパイから出る水蒸気から冷えた水滴が燃料タンクの水抜き穴を伝って流れるのも影響してそうです。

今回佐賀県南部を走るルートを表示させておいたE-Trex30が丁度良い位置に納まりましたw。

後、白い革ジャケットは汚れが目立つので走行後のお手入れが頻繁です。

bb1 ウインカー位置変更

ウインカー変更

ウインカーステーを5mm厚に増やしてもテールランプに留めているナンバーステーの振動はそのままナンバーと一緒に固定しているウインカーユニットに影響します。末端の重量が増えれば振幅は大きくなりますね。

bb1に今装着してるのはPOSHキャスト(亜鉛ダイキャスト)シリーズ。保管してあるPOSHのアルミマシンドとZRシリーズを代替品として使えないか確認してみます。
両方とも現在も販売中なので補修部品は購入可能です。アルミマシンドはソケット、レンズ、パッキン、ネジ2個セット。ZRはレンズ1個が必要です。
bb1は角型より砲弾型が良いかな?と思いますが、ZRは78g、アルミマシンドは87gあります。

そこでナンバーに固定しない箇所にウインカーの位置を変更出来ないか検討する事にします。

新ウインカーステー

試しにサイレンサーバンドとそこから後方に延ばしたテールランプステーの間にウインカーを固定するL字ステーを作成。テールランプ固定M6ネジとサイレンサーバンドのM10を結ぶステーの真ん中にウインカーを取付けます。
最初の試作品はネジ穴をL字ステーの中央に一直線に空けましたが、残念ながら小径の砲弾型のアルミマシンドウインカーユニットでもテールカウルに当たりました(^_^;)。ウインカー位置が上過ぎるのとユニットの脚の長さが足りない様です。

そこでL字ステーのネジ穴を上下にオフセットさせてナンバープレートに掛からないところまでウインカーの位置を下げて、更にウインカー本体のステーをワッシャーを積み増して10mm延ばしました。ウインカーがこの位置にあるのでシートカウルは取り付けるのに手間が掛かりますが、丁度良い位置に納まりました。

ウインカーレンズ等の補修部品を発注しておきます。

ウインカーテスト

L字ステーを寸法を少し広げて作り直して到着した補修部品を組み込んでいきます。

取り敢えずワッシャーを重ねて11mm以上延ばします。

ウインカー光点中心軸間はナンバー幅と同じ230mm+で法規上も問題なし。
サイレンサーバンドを左右から挟み込む様になりしっかり固定される事になりましたが車体への取り付けは手順はやや面倒になったので、今までサイレンサーパンドスペーサー代わりに代用してた複数枚のワッシャーをM8x15mmスペーサー左右各1個に、ウインカーステー延長ワッシャーをM10x10mmスペーサー左右各1個に変えます。

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スペーサー追加

組み込みは特に問題ないと思ったのですが、ネジの締付けを注意していたにも関わらずウインカーレンズの左の下側のネジ受けに亀裂が入ってました(^_^;)。同じ様に締込んだ右ウインカーレンズは問題ありませんでした。スリム&シャープのレンズといい柔らか過ぎな気がしますね。仕方ないのでM3ナットを打ち込んで瞬着で固定しました。

ウインカーステーのM10x10mm延長スペーサーとサイレンサーバンドの調整用に使っていた6枚のワッシャーを毎回入れるのも面倒なのでM8x15mmのスペーサーに入れ替えました。

その他

Hyodのウインターグローブが古くなってきたし、白い革ジャケットに合わせて白いウインターグローブを購入しました。今年は暖冬みたいですし昼間だけならショートグローブでも十分です。

bb1のガソリン給油口フィラーホースの代用品として耐熱シリコンホースを購入しました。柔軟性はありますが、表面の耐久性が判りませんのでサーモバンテージの採用やホースの曲げの調整をどうするか検討する必要があります。装着は当分先になりそうです。

判りにくいですが開放型バッテリーの液量レベルが下がっていたため補水して充電しておきました。充電容量は足りていたいのか充電自体は直ぐに完了しました。

試乗ルート変更

ウインカーの改修が済んで一段落着いたので不具合が起きないか一番遠い所まで試乗に出掛けましたw。

今日は気温も上がってるので白革ジャケットの下はメリノウールとワークマンインナーの2枚だけです。アンダーはハーフレザーの下は同じくワークマンの起毛タイツのみ。新しいウインターグローブに日暮れ後用にウインドブレーカーとファイントラックのグローブインナーをウェストバッグに入れておきました。
新しいグローブは慣れるまでちょっと硬い感じです。

冠雪している天山方面に向かうのは路面状況が判らないのでパス。市街地を通る国道34号は混雑でストレスが貯まるので波佐見~嬉野~鹿島を経由して白石から大川まで走る事にしました。白石からは一部ブルベのコースを辿りながら有明沿岸道路を経て更に東へ。なるべく混雑を避けつつ走りますが、幹線道路では交通量が多いせいかペースが落ちます。比較的暖かい気温の下でbb1はウインカーが途中で落っこったりする事も無くエンジンも快調です。Marvicのお陰でほんと街中で乗り易くなりました。
筑後川沿いに到達したのは14:50頃でそろそろ引き返す頃合いですが、そのまま川沿いを遡上します。広い川土手を走りながらうちの県にも第1級河川が欲しいところですw。
結局、MaxFritz鳥栖に到着したのは15:30頃。行きは2時間40分位。
やはり走行中は寒かったのか最初にトイレ借りました(^_^;)。革ジャケの感想とか年末の挨拶とかしてたらあっという間に30分。遅くなると市街地は渋滞するし寒くなるので帰ります。

それでも16時過ぎは交通量が多いのでETC付いてないですが東脊振から多久まで高速に乗りました(750円)。初代bb1と同じくやはりシートの振動が酷くて長時間の高速巡航は無理です(^_^;)。振動カットするゲルシートとか無いかな。
多久を降りたら後は見知った県道を走って帰宅。18時20分でした。帰りは2時間20分。高速道に乗る前にウインドブレーカーを着込んだり、金立SAでちょっと休憩しましたが往路とあまり時間差が無い感じ。日は暮れたもののそこまでは寒くありませんでした。

翌日

リヤホイールのパッドカス汚れと白革ジャケットの汚れ以外は整備済みの箇所は漏れも無く問題無さそうです。掃除はしないといけませんが。

ウインカーも固定箇所が変わって振動によってレンズが脱落する事もありませんでした。225km走って10.07Lと燃費は約22.4Km/Lでした。

bb1 ウインカー修理中

スペアレンズ等

このウインカーユニット本体を購入したのは2004年でした。当に廃盤になったと思いきや本体のダイキャストの型は変わっていますが、未だにスリム&シャープウインカーとして販売されていました。また19年前のスペアパーツが購入出来るのは素晴らしいですね。今回はレンズとパッキンとビスを購入しました。

またLEDバルブも帽体が大きなものから小さいものに変更しました。


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試走の後に確認するとちょっと締め過ぎたみたいでネジの1箇所が砕けていました。ゴムパッキンがあるので潰れるまでは締め込んで無いのですが振動と圧力に樹脂が耐えられなかった様です。瞬間接着剤を表面に塗っておきます。

ウインカーステー変更

12月も中旬になって急に寒くなって天気も雨や雪交じりになってきました。外で作業するには辛い季節になりました。天気が回復してきたのでウインカーの振動対策を行います。

ウインカーユニットのネジやレンズが落ちたりするのは振動による上下動が本体が金属筐体になって末端が重くなったウインカーユニット本体で増幅されている可能性があります。

そこでウインカーステーに使っているアルミ板を3mm厚から5mm厚のものに変更して、更にユニットを固定する耳の部分を短く(幅も若干短く)しました。

実際に効果があるかは走ってみるまでは判りませんが、この寒さでは試乗もちょっと難しいですね。

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bb1 暖かい1日

通行止め

タンクの補修とオイル交換の調子を見るために遠出して天山から更に東に向かいます。前回は天山から佐賀市内に降りましたが、今回は熊ノ川温泉から県道209号に入り神埼の県道21号に繋げる予定でした。

しかし途中で通行止めのため県道273号を北上して県道21号に合流したところで時間切れとなり嘉瀬川ダム方面に戻る事にしました。

嘉瀬川ダムのみはらしの丘鷹の羽公園でトイレ休憩してから北天グリーンロードを南下して天山に戻りました。

昼間は20度を越える気温のせいか冬装備では暑い位でしたが、夕方陽が傾くと途端に寒くなるので今回も早目に切り上げました。直ぐ暗くなるしね。

今度はレンズカバーが

嘉瀬川ダムのトイレ休憩以外はノンストップで走ったため帰り着いてガソリンスタンドに寄るまでは気が付きませんでしたが、右後ろのウインカーレンズが落ちてました。

LED発光色はアンバー色なのでウインカー機能としては問題ありませんが、このネジが緩むとは思いませんでした。やはり亜鉛のダイキャスト製ウインカーにアルミステーだと末端が重くて振動が増えるのかもしれませんね。

それ以外はラジエーターカバーによって水温も80度以下にはならず、交換したオイルのせいかエンジンの調子も良い感じです。気温も丁度良かったのか息継ぎも発生しませんでした。Marvic Pentaの軽量さで山道が楽しい1日でした。

燃料タンクのガソリンを出し入れしたりアイドリングを続けていたせいか燃費自体は20km/L弱とあまり良くはありませんでしたが。

勿論、燃料タンクも硬化した液体ガスケットのお陰かガソリンの漏れはありません。今度は振動で落ちないウインカーを探さないといけませんね(^_^;)。

翌日

明るい日中に全体を確認しました。

リヤホイールは矢張りパッドカスなんでしょうかね? 左側のリム部がかなり汚れてます。それ以外は濡れた路面の山道を走った程度の汚れでした。寒くなりそうですが掃除しないといけませんね。

bb1 オイル交換と整備完了

オイル交換作業前準備

燃料タンクのシール剤が完全硬化するまで1日必要で、その間に3000km越えたエンジンオイルを交換します。カウルと燃料タンク外してるので都合が良いです。1年経過で3000kmですから大して走れてませんが、オイルフィルターも同時に交換する事にします。

そのためにはまずラジエーターをずらしてフランジボルトを緩めてエキゾーストパイプを全て取外します。そうしないとオイルフィルターが見えません。

このエンジンはドライサンプですのでクランクケースのドレンボルトやオイルフィルターカバーを外してもほとんどオイルは抜けません。オイルタンク本体からオイルを抜く必要があります。

オイル&オイルフィルター交換

オイルフィルターはKijima製の新品に交換。フィルターカバーのOリングも新品に交換します。Oリングは予備の中から線径2.62mmのAS568のを使いました。これ以上太いG80とかはカバーがしっかり閉まらない感じです。

ドレンボルトの銅ワッシャーも新品に。磁石付きのドレンボルトには前回と違って金属粉は無く黒い煤みたいな汚れしか付いていませんでした。目立った金属粉が無いのは良い傾向です。

ドライサンプのためオイルタンクから直接オイルを灯油ポンプを使ってオイルを抜きます。安いポンプのせいか中のフラップの動きが悪くて吸い出し力が出ない時があるので少々時間が掛かりましたが。また新しいポンプの買わないといけませんね。

オイルは前回と同じPAO2.5W-40に増粘と清浄、摩擦低減効果のある添加剤を湯煎してオイルに撹拌したものを注入します。

今回は新たにZnDTPの代用とオイル寿命延長の添加剤を混ぜます。
添加剤を混ぜたオイルを入れてエキパイをあちこちに接触しないように組み上げたら陽が暮れて時間切れ。
エンジン始動してオイル循環させるのは明日へ持ち越しです。

オイル循環中

翌日、ガソリンサブタンクを繋いで一度エンジンを始動させてオイルを循環させます。エンジンに回った分のオイルを新しい添加剤を混ぜたオイルを追加して規定量まで注入します。

Z-FM2.65はZnDTPの代用品?としてYoroi-1はオイル寿命延長の効果があるそうです。オイルのポリマー劣化でも防ぐんでしょうかね?

まあ今の走行距離だと延長する距離までは走れない感じですが、両方とも5L分の分量ですのでZ-FM2.65は50ml、Yoroi-1は20ml追加します。

ついでに燃料ホースのクイックコネクタのOリングを交換しました。キャブへのホースのコネクタはProToolのクイックジョイントで給油口の戻りホースのはKijima製です。使ってるOリングは異なりますが両方の線径を確認してキャブホース側のOリングに近いS-8に統一しました。圧力が掛かるのは燃料ホース側のProToolコネクタだけですし。後から購入したKijima製と比べると嵌め込み時にやたら固いんですよね(^_^;)。

最終燃料タンク漏れテスト

まずは燃料タンク単体でテストします。

モトシール1の完全硬化時間を経過した燃料タンクにガソリンを満タンの半分程注入して垂直に立てます。暫く経っても硬化したシール剤は機能を果たしている様で漏れる事はありませんでした。

一度ガソリンを抜いて車体に搭載した後で今度はガソリンを満タンにしてサイドスタンドで斜めにした状態で放置してガソリンが漏れない事を確認しました。サイドスタンドの状態でエンジンを始動して各部に漏れなどがないか確認します。特に問題は無さそうです。

水漏れ?

エンジンの始動確認も終わり、燃料タンクの漏れは解消されたのでカウルを装着した頃には午後も遅くなり陽が傾き初めて風が出てきて急激に寒くなってきました。ウインドブレーカーを羽織って作業を続けますがそれでも寒いです。

灯火類の点灯確認のためにエンジン始動して暫くアイドリング中に燃料タンクの下を見ると何か液体が垂れた跡があります。触って臭いを嗅ぐとただの水でした。

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何処に水が出てるのか調べるとサイレンサーとジョイントパイプの繋ぎ目からでした。急激に下がった気温のせいかアイドリングだけで排気ガスが抜けないサイレンサー内部の水分が冷えて差し込み口からエキパイを伝って流れてタンクに溢れて水抜き穴から地面に垂れた様です。

やっと元に戻したのにまたガソリンが漏れたのかと思いましたよ(^_^;)。


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シム到着

前輪のキャリパーセンターのオフセットは0.5mmのシムを使って13.3mmで調整していますが、本来のキャリパーセンターは単体で測定した時は13.2mmでした。別に回転に問題がある訳では無いのですが、取り敢えず0.1mmと0.3mmを購入。調整するのはただの興味本位ですw。ディスクスペーサーやキャリパーサポート使ってる時点で誤差範囲内でしょうし、現状ホイールの回転が悪い訳ではありません。

bb1 燃料タンク整備と漏れテスト

ブレーキフルード交換

前後キャリパーのブレーキフルードの入換。フルードはKYKのBF-4。

 

シートカウルを外したついでにネジ穴のロックタイト除去。

燃料タンク整備開始

前回はパッキン用のゴムシートが用意出来て無かったため、車検取得時の整備ではモトシール1を蓋に塗って誤魔化していました。

車検を取得して暫くは問題無かったのですが、ここ最近はガソリンを満タンにしてサイドスタンドを使うと左側の+線上蓋の部分からガソリンが漏れる様になりました。

ゴムシートは購入済みですのでついでにガソリン漏れ対策を施す事にしました。
外は寒いので先に室内でガソリン耐油ゴムシートから燃料タンクの四角い配線プレートとドーナツ型の燃料パイププレートのパッキン作成。

配線プレートの耐油ゴムシートは1mm厚2枚と2mm厚の普通のゴムシート1枚。燃料パイプは耐油ゴムシート1mm厚2枚。更にタンクとパッキンの間にモトシール1を間に塗ります。M6の穴開けは交換作業前にやります。
bb1はフロントカウルを外してから燃料ホースを外してタンク内のガソリンを一旦移します。燃料タンクを車体から取外したらまずは水抜きを掃除します。

配線チェック

 

燃料供給パイプとアース線が兼用されてる純正とは異なり、右の燃料計センサーを外して+線とアース線を分離しています。

+線の蓋は中央の配線部分がドーナツ状に盛り上がっており締付けても密着度合いは良くないので回りにゴム状の液体ガスケットを塗ってましたが、走ってる内に減ってしまった様です。新しく作成した配線も外部コネクタ側のカシメが悪くて線が剥き出しになり曲がり易くなっていました。これをカシメ部分を保護したものと交換する事にします。

パッキン追加

左側の+線はダイヤ型に切った耐ガソリン1mmシートから作成し、燃料パイプは耐ガソリン1mmからドーナツ型に切り出したシートを追加して2枚にします。

右側のアース線は5mmのゴムは厚過ぎてはみ出していたので薄い2mm厚のゴムシートに変更しました。

更にパッキンがしっかり密着する様にモトシール1を塗布します。+線のコードも交換してコネクタに繋ぎます。

燃料タンク組み立て

キャブレターとのホースに使っているクイックコネクタのOリングですが、それぞれメーカーが異なるせいか、前回調べたクイックコネクタとは異なるOリングが使われていました。後で車体に装着してS-8でも燃圧掛けて漏れないか確認する事にします。

ガソリン漏れテスト

翌日、ガソリンを少量入れて後部を下にして燃料タンクを垂直に立てます。少量のガソリンだとパッキン穴を拡大した+線の蓋の上部から滲んできます。それ以外の箇所からの漏れはありません。

しかしタンクを装着してガソリンを満タンにしてリヤスタンドを外すと全ての箇所からガソリンが漏れましたw。少量は大丈夫でも満タンのガソリンの圧力には耐えられない様です。パッキンのシーリングをやり直す事にします。

再確認中

+線の蓋の中央部分の盛り上がりに留意してパッキン穴を拡大した上にモトシール1を塗りたくったのですが上手くモトシール1が固まらず効果は薄かった様です。気温が低いから硬化時間をもっと長く取る必要があります。

再度モトシール1を塗布する前に残ったガスケットを掃除します。蓋に付いたモトシール1を拭き取っていたら中央部のドーナツ部分が取れました。硬い樹脂と思ってたら硬化したOリングだった様です。

パーツリストを見ても蓋に嵌め込まれていたOリングは図面にも型番もありません。硬化したOリングではシール効果は見込めないため、代用品を調達する事にしました。

蓋の溝は外径16.3mm,内径11mm, Φ2.5mmの溝にしっかり嵌まり込んでたから、似たサイズのOリングを2種類注文しておきました。

品番 リング径 内径 外径
AN6227-9(AS568-111) 2.62±0.07 10.77±0.13 16.01
↓はちょっと細いから違うかな?

P-11.2(JASO-2011)    2.4±0.09    11.0±0.18    15.8

他の燃料ホースの蓋とアース線の蓋にはパッキンの表裏にモトシール1を塗ってOリングが届くまで放置しておきます。

代替Oリング

ファンヒーターに使う灯油ポリタンクのキャップが割れたので近所のホームセンターに行ったついでに水道管コーナーでP-11のOリングを買って来ました。

パッキンを外した状態で新しいOリングを取付けて漏れテストを実施しますが、矢張り硬化前のモトシール1は流れてガソリンが漏れてきます。Oリング単体じゃ漏れ防止の意味ねぇ(^_^;)。モトシール1が硬化した他の箇所からは漏れなくなりました。
ネジ穴を小さくしたパッキンを追加してモトシール1を塗り込んで明後日まで放置しておきます。