bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 オイル交換と整備完了

オイル交換作業前準備

燃料タンクのシール剤が完全硬化するまで1日必要で、その間に3000km越えたエンジンオイルを交換します。カウルと燃料タンク外してるので都合が良いです。1年経過で3000kmですから大して走れてませんが、オイルフィルターも同時に交換する事にします。

そのためにはまずラジエーターをずらしてフランジボルトを緩めてエキゾーストパイプを全て取外します。そうしないとオイルフィルターが見えません。

このエンジンはドライサンプですのでクランクケースのドレンボルトやオイルフィルターカバーを外してもほとんどオイルは抜けません。オイルタンク本体からオイルを抜く必要があります。

オイル&オイルフィルター交換

オイルフィルターはKijima製の新品に交換。フィルターカバーのOリングも新品に交換します。Oリングは予備の中から線径2.62mmのAS568のを使いました。これ以上太いG80とかはカバーがしっかり閉まらない感じです。

ドレンボルトの銅ワッシャーも新品に。磁石付きのドレンボルトには前回と違って金属粉は無く黒い煤みたいな汚れしか付いていませんでした。目立った金属粉が無いのは良い傾向です。

ドライサンプのためオイルタンクから直接オイルを灯油ポンプを使ってオイルを抜きます。安いポンプのせいか中のフラップの動きが悪くて吸い出し力が出ない時があるので少々時間が掛かりましたが。また新しいポンプの買わないといけませんね。

オイルは前回と同じPAO2.5W-40に増粘と清浄、摩擦低減効果のある添加剤を湯煎してオイルに撹拌したものを注入します。

今回は新たにZnDTPの代用とオイル寿命延長の添加剤を混ぜます。
添加剤を混ぜたオイルを入れてエキパイをあちこちに接触しないように組み上げたら陽が暮れて時間切れ。
エンジン始動してオイル循環させるのは明日へ持ち越しです。

オイル循環中

翌日、ガソリンサブタンクを繋いで一度エンジンを始動させてオイルを循環させます。エンジンに回った分のオイルを新しい添加剤を混ぜたオイルを追加して規定量まで注入します。

Z-FM2.65はZnDTPの代用品?としてYoroi-1はオイル寿命延長の効果があるそうです。オイルのポリマー劣化でも防ぐんでしょうかね?

まあ今の走行距離だと延長する距離までは走れない感じですが、両方とも5L分の分量ですのでZ-FM2.65は50ml、Yoroi-1は20ml追加します。

ついでに燃料ホースのクイックコネクタのOリングを交換しました。キャブへのホースのコネクタはProToolのクイックジョイントで給油口の戻りホースのはKijima製です。使ってるOリングは異なりますが両方の線径を確認してキャブホース側のOリングに近いS-8に統一しました。圧力が掛かるのは燃料ホース側のProToolコネクタだけですし。後から購入したKijima製と比べると嵌め込み時にやたら固いんですよね(^_^;)。

最終燃料タンク漏れテスト

まずは燃料タンク単体でテストします。

モトシール1の完全硬化時間を経過した燃料タンクにガソリンを満タンの半分程注入して垂直に立てます。暫く経っても硬化したシール剤は機能を果たしている様で漏れる事はありませんでした。

一度ガソリンを抜いて車体に搭載した後で今度はガソリンを満タンにしてサイドスタンドで斜めにした状態で放置してガソリンが漏れない事を確認しました。サイドスタンドの状態でエンジンを始動して各部に漏れなどがないか確認します。特に問題は無さそうです。

水漏れ?

エンジンの始動確認も終わり、燃料タンクの漏れは解消されたのでカウルを装着した頃には午後も遅くなり陽が傾き初めて風が出てきて急激に寒くなってきました。ウインドブレーカーを羽織って作業を続けますがそれでも寒いです。

灯火類の点灯確認のためにエンジン始動して暫くアイドリング中に燃料タンクの下を見ると何か液体が垂れた跡があります。触って臭いを嗅ぐとただの水でした。

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何処に水が出てるのか調べるとサイレンサーとジョイントパイプの繋ぎ目からでした。急激に下がった気温のせいかアイドリングだけで排気ガスが抜けないサイレンサー内部の水分が冷えて差し込み口からエキパイを伝って流れてタンクに溢れて水抜き穴から地面に垂れた様です。

やっと元に戻したのにまたガソリンが漏れたのかと思いましたよ(^_^;)。


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シム到着

前輪のキャリパーセンターのオフセットは0.5mmのシムを使って13.3mmで調整していますが、本来のキャリパーセンターは単体で測定した時は13.2mmでした。別に回転に問題がある訳では無いのですが、取り敢えず0.1mmと0.3mmを購入。調整するのはただの興味本位ですw。ディスクスペーサーやキャリパーサポート使ってる時点で誤差範囲内でしょうし、現状ホイールの回転が悪い訳ではありません。