bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 燃料タンク整備と漏れテスト

ブレーキフルード交換

前後キャリパーのブレーキフルードの入換。フルードはKYKのBF-4。

 

シートカウルを外したついでにネジ穴のロックタイト除去。

燃料タンク整備開始

前回はパッキン用のゴムシートが用意出来て無かったため、車検取得時の整備ではモトシール1を蓋に塗って誤魔化していました。

車検を取得して暫くは問題無かったのですが、ここ最近はガソリンを満タンにしてサイドスタンドを使うと左側の+線上蓋の部分からガソリンが漏れる様になりました。

ゴムシートは購入済みですのでついでにガソリン漏れ対策を施す事にしました。
外は寒いので先に室内でガソリン耐油ゴムシートから燃料タンクの四角い配線プレートとドーナツ型の燃料パイププレートのパッキン作成。

配線プレートの耐油ゴムシートは1mm厚2枚と2mm厚の普通のゴムシート1枚。燃料パイプは耐油ゴムシート1mm厚2枚。更にタンクとパッキンの間にモトシール1を間に塗ります。M6の穴開けは交換作業前にやります。
bb1はフロントカウルを外してから燃料ホースを外してタンク内のガソリンを一旦移します。燃料タンクを車体から取外したらまずは水抜きを掃除します。

配線チェック

 

燃料供給パイプとアース線が兼用されてる純正とは異なり、右の燃料計センサーを外して+線とアース線を分離しています。

+線の蓋は中央の配線部分がドーナツ状に盛り上がっており締付けても密着度合いは良くないので回りにゴム状の液体ガスケットを塗ってましたが、走ってる内に減ってしまった様です。新しく作成した配線も外部コネクタ側のカシメが悪くて線が剥き出しになり曲がり易くなっていました。これをカシメ部分を保護したものと交換する事にします。

パッキン追加

左側の+線はダイヤ型に切った耐ガソリン1mmシートから作成し、燃料パイプは耐ガソリン1mmからドーナツ型に切り出したシートを追加して2枚にします。

右側のアース線は5mmのゴムは厚過ぎてはみ出していたので薄い2mm厚のゴムシートに変更しました。

更にパッキンがしっかり密着する様にモトシール1を塗布します。+線のコードも交換してコネクタに繋ぎます。

燃料タンク組み立て

キャブレターとのホースに使っているクイックコネクタのOリングですが、それぞれメーカーが異なるせいか、前回調べたクイックコネクタとは異なるOリングが使われていました。後で車体に装着してS-8でも燃圧掛けて漏れないか確認する事にします。

ガソリン漏れテスト

翌日、ガソリンを少量入れて後部を下にして燃料タンクを垂直に立てます。少量のガソリンだとパッキン穴を拡大した+線の蓋の上部から滲んできます。それ以外の箇所からの漏れはありません。

しかしタンクを装着してガソリンを満タンにしてリヤスタンドを外すと全ての箇所からガソリンが漏れましたw。少量は大丈夫でも満タンのガソリンの圧力には耐えられない様です。パッキンのシーリングをやり直す事にします。

再確認中

+線の蓋の中央部分の盛り上がりに留意してパッキン穴を拡大した上にモトシール1を塗りたくったのですが上手くモトシール1が固まらず効果は薄かった様です。気温が低いから硬化時間をもっと長く取る必要があります。

再度モトシール1を塗布する前に残ったガスケットを掃除します。蓋に付いたモトシール1を拭き取っていたら中央部のドーナツ部分が取れました。硬い樹脂と思ってたら硬化したOリングだった様です。

パーツリストを見ても蓋に嵌め込まれていたOリングは図面にも型番もありません。硬化したOリングではシール効果は見込めないため、代用品を調達する事にしました。

蓋の溝は外径16.3mm,内径11mm, Φ2.5mmの溝にしっかり嵌まり込んでたから、似たサイズのOリングを2種類注文しておきました。

品番 リング径 内径 外径
AN6227-9(AS568-111) 2.62±0.07 10.77±0.13 16.01
↓はちょっと細いから違うかな?

P-11.2(JASO-2011)    2.4±0.09    11.0±0.18    15.8

他の燃料ホースの蓋とアース線の蓋にはパッキンの表裏にモトシール1を塗ってOリングが届くまで放置しておきます。

代替Oリング

ファンヒーターに使う灯油ポリタンクのキャップが割れたので近所のホームセンターに行ったついでに水道管コーナーでP-11のOリングを買って来ました。

パッキンを外した状態で新しいOリングを取付けて漏れテストを実施しますが、矢張り硬化前のモトシール1は流れてガソリンが漏れてきます。Oリング単体じゃ漏れ防止の意味ねぇ(^_^;)。モトシール1が硬化した他の箇所からは漏れなくなりました。
ネジ穴を小さくしたパッキンを追加してモトシール1を塗り込んで明後日まで放置しておきます。