bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 カウル修正中

カウル変更

bb1には元々レースに使われていたレプソル・カラー風のレーシングカウルがありますが、当然ながらヘッドライトなどの穴が空いていません。

現状は純正部品のビポストのカウルで違和感無い感じではありますが、出来れば本来のカウルを装着したいと思っていました。最も車検を通すための整備や車検を通してからの走行不能のトラブル対策やらキャブ等のセッティングなどで後回しになっていました。

ヘッドライトの位置決め

レーシングカウルにヘッドライト用の穴を開けるために、最初に純正カウルでのヘッドライト位置関係を測定していきます。

まずはカウル内のヘッドライトの位置を確認します。カウルのスクリーンビス間(幅10cm)を基準として垂線を降ろしてヘッドライトの中心点の位置関係を数値化しました。

次に1mのアルミ定規を使ってヘッドライトの中心点から地上までの距離を測って、ライトレンズの寸法と2灯の間隔などを測定したら、それらをレーシングカウルの表面に転写してヘッドライト中心点間(127mm)、ライトレンズ穴(直径10cm)を決めていきます。

レンズ穴の無いレーシングカウルでは純正カウルから転写したビスからの距離と地上からの距離を比較すると若干の差異(地上高750mm/755mm))がありました。これは実際に中心点に穴を開けてからヘッドライトの中心点に違いがあるか確認するまでは判りません。

問題はカウルの小穴から水平にレンズ表面までの位置を測定出来るかどうかです。人間の目では視点次第で変わるでしょうし。またFRPに綺麗に円形穴を開けて仕上げる作業はかなり手間が掛かりそうです。

ミラー装着

レーシングカウルにミラー取付穴は空いていませんので、ヘッドライトよりは難易度が低いこちらの作業を先に行いました。

まあZXR250のヘッドライトユニットにbb1の純正アッパーカウルのステーを合体・補強しているため、ステーに無理を掛けない程度に調整したら若干左右の高さが違ってます(^_^;)。

元々薄いレーシングカウルではエンジンを動かすとミラーの振動が酷くなるため左右のステーを連結するスタビライザー風のステーを追加するか、フレームにマウントするアッパーカウルステーを追加する必要がありそうです。

ライト中心点高さ修正中

マスキングテープを貼ってカウルに左右ヘッドライト中心点から10cmの円周をマジックで転写していきます。左右の高さを測って筈なのに中心点にドリルで穴を開けた後に再度測ると右753mm/左750mmと差異がありました。

中心点に5mm穴を開けて覗いても暗いのでガラスレンズの表面が前から見える訳もなく。

開けた穴からドライバーを突っ込んで水平にレンズに当てておき、H4バルブを外して後ろからLEDライト点けたスマホでレンズ面を撮影してドライバー先端の位置を確認しました(^_^;)。水平かどうかは測定者の感覚のみ。

何度か試してレンズの中心点とドライバー先端の差異を確認すると左が下にズレてる感じ。ライトユニットのセンターは755mmですからカウルに設定した中心点を750mmから753mm辺りに合わせる事にします。
マスキングテープを貼り直し中心点の高さを確認して円周を描き直しました。

ライト中心点整列修正中

シートに跨り

乗車姿勢で後方からヘッドライトユニットの背面を覗き込むと12時の位置に突起があります。それと今回カウルに開けた穴を見てライト中心とカウルのライト穴箇所の整列を比較すると右の穴が内側にズレてる感じです。

先に修正した左は高さ3mm上/外に2mm中心点を移動させて整列が出ています。右は高さそのままで外に4mmほど中心点を移動させてライトユニットのセンター間127mmから134mmまで左右のセンター間を広げました。左右の中心点に合わせて直径10cmの円周を移動させました。ライトリム部の直径11cmなので、若干であれば拡大して修正は可能ですが。出来れば最小の10cm穴で済ませたいものです。

カウルのカット部分の配置はこれで確定して、後は10cmの円周状にカットするだけです。小型のドレメルリューター使ってもかなり難しいかも。

スタビライザー的な

午後から用事が出来たのでカウルの穴開け作業は延期になりました。代わりにホームセンターで適当なアルミパイプとアクリル板を購入します。直径10mm位のパイプが欲しかったけど12mmが最小でした。

そのアルミパイプ(柔らかいA1000番台)をフロントスタンドのネック部を叩き台にしてプラハンで叩いて徐々に湾曲させました。スクリーンに沿う位曲げたら両端を潰して穴を開けスタビライザーの完成。

カウルステーの末端にL字金具を取付てパイプを連結します。曲げたのはフォークトップキャップとの干渉を避けるためでメーター類の視認性は確保してます。
まあ、これだけでは振幅の発生元はステーの根本が支点なんで末端を結んだだけでは縦ブレは解消しません。

スタビライザーの中央部をタンクカバーのボルト部分とアルミ板とかで連結すると改善はしそうですがキー回すのに邪魔かもしれません。 
一緒に購入したアクリル板はカウルに開けた穴を塞ぐヘッドライトカバー用ですが、家庭用のドライヤーしか持ってないので湾曲出来るかは判りません。

特注スプロケット

午後の用事を済ませてる最中に問い合わせしていた仕様変更スプロケットの図面が届きました。まだワンサイズ大きいスナップリングが届いてないため凹部のクリアランス外径が確認出来ていません。純正スプロケットの凹部サイズがSTW-19のクリアランス外径と同じでしたが、実際にはスナップリングのスナップ部が引っ掛っているので新しい仕様のスプロケットでもSTW-20の装着は難しいかもしれません。

取り敢えず発注を依頼しました。