bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 MARVIC 4

MARVICフロントホイール整備

フロントホイールに新しいベアリングをインストールしました。右6004/左6204の異径ベアリングです。

リヤと同じくベアリングは事前に冷凍庫で冷やしておいて、ハブをヒートガンで熱してから打ち込みます。

左ベアリングを嵌めた後でホイールハブ内に入るディスタンスカラーを入れますが、リヤと同様に円筒ホルダーを挿して中心を位置決めして右ベアリングの当たりを調整していきます。ちょっと打ち込み加減が強くて0.1mmほど突っ込んでしまいました(^_^;)。

955iに装着している公道用のMarvicと較べたらフロントホイール単体の重量はそこそこ軽い方。タイヤとブレーキディスク2枚追加すると10kg越えますが。

作業持ち越し

作業の開始時間が遅かったのと作業が手間取ったせいもあって翌日に持ち越しです。

リヤと違ってタイヤが細いとタイヤレバーが差し込み難いせいか脱着に手間取った上にビードが上がりませんでした。

幸いΦ25mmのCBR1000RR用アクスルカラーが見つかったのですが、12mmでは無く11mmとツバ付きは13mmでした。欲しいのは12mmなので11mm+シムで使えますね。

雨の日は

Demioのガス補給のついでに高圧ポンプでタイヤに空気を入れてきました。ウェイトは5g以上10g未満で7g辺り。

AnteraとMarvicのブレーキ取付け面の幅は同じなのでAnteraからGalferディスクと4mmのスペーサーを外してMarvicに移植します。

ブレーキ外-外で133.6mm。ベアリング間の幅はAnteraは104.5mm、Marvicは106.5mm。2mmの差は異径ベアリングの差なのかは判りませんが左右のアクスルカラーで調整する訳ですが、まずはフォークに取付けてキャリパーセンターを確認する事にします。

アクスルカラー調整

今日は雨が降ったり止んだりでテントを伝って落ちてくる水滴が鬱陶しいですが、手持ちのΦ20mmカラーと0.5mmのシムを組み合わせてキャリパーセンターを確認していきます。

Anteraの場合、右19(+0.5mm)/左30mmでしたが、Marvicとの2mm差が左右どちらかに影響するのかシムの厚みを変えてフォークとホイールの位置を変えて確認します。

夕方で時間切れになる前に右17.5mm/左30mmで段付きシャフトをちょい押し込み30mm+αにしてキャリパーサポート~ディスク面を左右13.8mmに合わせました。ハブ幅+2mm分は右側に2mm寄せって感じ。

AnteraホイールとGalferディスクの組み合わせでは13.3mmでしたから、天気が回復する明日に右17mm/左30mmでシャフトの押し具合は通常位置にしてキャリパーセンターを確認します。

MARVIC装着-フロント

右カラーのシム0.5mmを1枚減らして見ると右はキャリパーセンターが若干外に寄ってる感じで、左は30mmカラーの場合シャフトの突出し無しでも13.5mmよりは小さく出来ないため、結局シム0.5mmを2枚の右カラー17.5mmに戻し、左カラーは30mmのままで再調整してキャリパーサポート-ディスク面の距離を左右共13.5mmにしました。何故か右カラー側が13.8mmにならないのはちょっと不思議ですが。

アクスルシャフトは63Nm。ピンチボルトとディスク固定ボルトは21Nm、キャリパーサポートは35Nmで締付け。フロントホイールはこのままの状態で組み上げておきます。

ブレーキディスクを外したAnteraフロントホイールを体重計に載せてみたら10.1kgもありました。Marvicは単体で2.9kgでタイヤを入れても7.2kg位には収まりそうで3kg程度は重量差になりそうです。

955iに装着しているJWL刻印の入ったMarvicの方は同じ120/70-17で約3.1kgですからレース仕様のマグホイールと見做して以前ほど気軽にギャップに突っ込むのは止めておいた方が良さそうです(^_^;)。

MARVIC装着ーリヤ

フロントと異なりリヤは面倒な左右の調整もありません。ハブ部分の+2mmの増加はスイングアーム締付けと右のスプロケットキャリアのカラーで調整済なので、44Tスプロケットとブレーキディスクを入れ替えて装着するだけです。スプロケット固定ボルトとの隙間はギリギリですが、ベアリングとステンレスと鋼鉄製のカラーがスプロケットキャリアをしっかり固定してくれる事に期待します。

両方とも取り外すタイミングで重量を測っておきました。こちらも3.6kgの重量差は大きいですね。

試走と立ち転け

試走に出掛ける前に左フォークに取付けたアクションカメラのスタートボタンを跨ったまま押せるか左側に身体を乗り出してやってたら反対側にバイクが倒れましたw。まあ幸いレバーとカウルの後方下のボルトカバーに傷が入っただけで済みました。

気を取り直していつもの波止場までbb1を走らせます。

流石に前後で6kg位も軽くなると動きが別物です。Michelin Power2CTと相まって軽快感が凄いです。タイヤの慣らしも兼ねて暫くは足回りの調整が必要な様です。