bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 各種対策中

バッテリー遮熱対策

晴れから一転雨が続く日々になりましたが、雨が上がって簡単に出来る作業を行っていきます。

bb1のバッテリーはオイルタンクに囲まれており、下からはエンジンからの熱が昇ってくるバッテリーにとっては過酷な環境です(^_^;)。加えて純正レギュレーターは15V

以上を発電していましたし内と外から痛めつけられているも同然でした。

レギュレーターはSA541Aに交換して14.7Vで安定していますから、今回はオイルタンクからの遮熱にチャンバー用のアルミグラスウール遮熱シートを貼り付けてみました。密着しているから効果の程は微妙な気もしますね。底を塞ぐかどうかは一度試乗して温度の上がり具合を比較してからにします。

行く行くはMFやLiFePO4リチウムバッテリーが装着出来る環境を整えたいと思います。まだ発電電圧が14.7Vとギリギリですがサイズの小さいリチウムバッテリーなら遮熱材も分厚く出来ますしね。

温度センサーは遮熱シートとバッテリーの間に移動しました。

各種保護対策

だいぶカウルが焦げてしまってるので今更ですがティグクラフトのエキゾーストパイプが当たってカウルの右側の一部が焼けてる部分に余った遮熱シートを貼っておきました。

自分はお手伝いだけで走った訳ではありませんがbb1の過去のレース戦歴を残すために保護シールを車検の紙ステッカーに貼っておきました。

シートカウルのビビリ音を解消するためにフレームとシートカウルの隙間にクッションを敷いてみました。車検合格証も保護シールを被せてあります。

スナップリング強化策

F650のスプロケットを抑えているのは表側はスナップリングですが、奥側はOリングです。F650エンジンを転用したbb1では幅広のリヤホイールに合わせて3mm厚のスペーサーでスプロケットを外側にオフセットさせているため、スプロケットに座刳り穴を設けてスナップリングを装着出来る様に対応しています。座刳り穴のせいかC型止め輪(画像中央のスナップリング)だと装着が難しくF650純正の丸S型風の止め輪(画像右のスナップリング)で固定されています。形状は丸S型(画像左のスナップリング)と似ていますが微妙に形状が異なっています。

これを丸S型より固定強度が高いC型に替えようにも19サイズの丸S型でも座刳り穴径がスナップリングのクリアランズ外径より小さくリング穴の外を削っても入りそうにはみえませんでした。

そこで昨年の9月に色々調べてXAMに発注した特注スプロケットが3ヶ月の納期を経て届きました。変更点は座刳り穴の拡大とカバー取付穴の追加でした。

スナップリングサイズ調整

純正品では無く汎用的なJIS規格の軸用スナップリングの内側にリング穴のある丸S型止め輪(左列)と外向きのC型止め輪(右列)を2サイズ入手して昨年9月の調査時にそれぞれ装着出来ないかやってみました。

軸径に合わせたサイズ19では丸S型は装着可能でしたが装着時の変形が大きく再利用は不可な感じです。C型は純正スプロケットの座刳り穴にはリング穴外周を削れば入りそうでしたが、こちらもスナップリング自体の変形も大きく再利用は不可な感じでした。サイズ20では丸S型は装着可能で適正クリアランスを保っていました。C型はクリアランス外径が座刳り穴径を越えているため装着は試していません。

特注スプロケットが届くまで約5ヶ月間をサイズ20の丸S型を純正の代用として装着しましたが、特に問題ありませんでした。

奥に約5ヶ月間使用したOリングは多少表面が箚さくれてますが、こちらも問題ありませんでした。

特注スプロケット仮留め

最初は小雨だったのですが、作業が進むにつれて本降りになって来たのでカバーの作成と特注スプロケットの仮付け確認まで。

座刳り穴はサイズ20のC型のクリアランス外径と同じサイズなのですが装着時はプライヤーで径を広げるとリング穴の突起が引っ掛かるため、最終的にはリング穴の角を少し削って嵌め込みました。

この上に適当に3mmアルミ板で作ったカバーをボルトで固定してガタを最小限にしました。ボルトは試走前にはちゃんとしたものに交換する予定です。

追加スペーサー

スプロケットのカバーが有ればシャフトの頭で抑えられて奥に入る事は無いため、Oリング仕様でも問題無さそうですが、少しでもスプロケットのガタを無くすためにOリングを内径24mmのアルミスペーサーに置き換えてみました。

JIS規格では内径24mmのスペーサーシムとかは無いので自転車のクランクに使われるスペーサーで代用しました。スプロケットにカバーを付ける事でシャフト頭が押さえられてスプロケットが奥に入る力は加わりませんから、クリアランス調整の役割だけです。

勿論、Oリングを外してしまった溝に何か入ってないとスペーサーが偏るのでOリングを半分に切って溝を埋めてからスペーサーを追加しました。しかし追加スペーサー単体ではシャフト奥の段差が面取りされているため、クランクケースのオイルシールに当たらない事だけを確認して厚みを調整します。切断したOリングでは心許ないため、ワッシャー形のゴムパッキンシールで外径24mmになりそうなサイズを見つけてる予定です。

3S(スペーサー・スナップリング・スプロケット)

追加スペーサー+3mmオフセットスペーサー+特注スプロケット+固定カバーの順にシャフトに入れます。スナップリングの溝とスプロケットの面一は事前の測定結果通り4mm厚のスペーサーを追加する事になりました。

追加スペーサー単体だとやはりシャフトの面取りの角がスペーサーとの確実な固定を妨げますが、実際はスプロケットに固定するカバーによってシャフトの頭が抑えられてスプロケット本体はシャフトの奥には入りませんし、シャフトとスプロケットは同時に回転するのでスペーサー自体は密着しつつOリング同様シャフト方向には過度な力が加わる事なく適切なクリアランスが保たれると思いたい。

ただOリングと違ってガタが無いのでスナップリングを完全に溝に入れるのに少々手間が掛かりました。右の画像は正しく入ってない状態のスナップリングです。

まあ試走してみないと判りませんけどね。

ワイヤーロック付きボルト待ち

スナップリングをしっかり嵌め込んで、カバーをボルト留めしました。リヤスタンドで降臨を上げてアイドリングでホイールを回した感じでは特に異音も無く綺麗に回転していました。

カバーを留めるM6ボルトをワイヤーロック可能な穴付きフランジボルトが届くまでは試走は保留です。

試走中

ボルトが届くのを待っていたら遅い時間になりそうだったので、先に給油と買い物に出掛けました。短い距離だけでは特にガタも異音も無く問題ありません。

買い物を終えて戻ってきたらボルトが届いていたので、早速交換してワイヤリングしておきました。横着してカウル外さずにやったらワイヤーツイスターが上手く回せず何度もやり直しとなりました(^_^;)。

その他対策

ゴムシートのお陰でヘッドライトの光漏れはほぼ無くなりましたが、遮熱シートを張ったバッテリー周辺の温度は短距離なので低いですが、それ程緩和されてる感じはしません。

シートカウルのビビリ音対策にクッション材をフレームに貼ってみましたが、ビビリ音はあまり変わらず。もっとフレーム後部のシートカウルと接触している箇所に貼らないといけない様です。