bb1デッド・エンド・ストリート

還暦から再開するビモータ

bb1 フォーク組立

シール類交換中

引き続きフォークの組立作業に入ります。
その前に前日分解したフォークの部品毎に必要な寸法を全て記録していきます。この部品が廃盤になる事はまだありませんが寸法を記録しておけば同じ寸法の代用品を探す事が出来ますし。
記録が終わったらインナーチューブのブッシュとオイルシール類を交換していきます。今回はNTBのFOH-22Sのシールセットと純正のブッシュを使います。

シールは純正と同じに見えます。ガイドブッシュとオイルシール間のバックアップリングは少し錆色でしたが、磨いてそのまま再使用します。
NTBは丸中洋行の純正リプレイス部品のブランド名みたいです。

フォーク組立中

インナーチューブにブッシュ・シール類を組み込んでアウターにシールを打ち込んでインナーとアウターを合体させます。シールの打ち込みに邪魔なのでフォークプロテクターは先に取り外しておきました。
シールが規定位置まで打ち込まれた事を目視で確認した後にストッパーリングを組み込んだらダストシールを押し込みます。
インナーカートリッジを上から差し込んでボルトで固定しました。M8ボルトの銅ワッシャーは使い回しです。
インナーロッドを伸ばしてYAMAHAのサスペンションオイルG10を475ml注ぎ込みました。インナーロッドとインナーチューブをストロークさせてインナーカートリッジ内のエア抜きを行います。手が汚れるので画像は少ないです。

暫く放置してから油面116mmに調整すると両方で25mlの戻り。片側463ml程度でしょうか。
フォークオイルの調整が終わったらフォークスプリングとスプリングシート(ワッシャー)に100mmのカラーをインナーロッドが落ちないようにしながら、ゆっくりとインナーチューブに入れていきます。皿状のスプリングシートでインナーロッドを固定したら伸び側のアジャスターニードルが付いたトップキャップをインナーロッドに挿入してニードル先端に気をつけながらプリロードアジャスターとインナーロッドを連結します。
トップキャップをインナーチューブに締め込んだら組立完了です。
プリロード最弱・伸圧のニードルアジャスターが全閉なのを確認してインナーチューブをストロークさせて減衰力が出ている事を確認しておきます。
#10相当のG10フォークオイルですが減衰用のシム数が少なかった事を考えると若干減衰が弱い気がします。軽量なbb1に合うかはまだ不明ですが。

合鍵作成

不在でなかなか捕まらなかった鍵屋に漸く合鍵を作って貰いました。
イタリア製キーで同形状のスペアキーの在庫が少なかったみたいですが当日作成でした。
キーシリンダーと給油口は別々のキーでしか開かないため、2本分の費用が掛かっていますがキーシリンダーから鍵を再生する費用よりは遥かに安いし動作も問題ないので満足です。
作って貰うまでに何回か通いましたけどね(^_^;)。